【レポート】

コスメに映画 - コラボ企画で若者層の獲得狙う韓国携帯電話メーカー

韓国では、携帯電話のさまざまなコラボレーション企画が実施されており、各メーカーが若者層の獲得に乗り出している。

Samsung電子の携帯電話とコスメアイテムのスペシャルパッケージ -

韓国Samsung電子は、コスメ(化粧品)ブランドであるBenefit Cosmetics Koreaと提携。若者層をターゲットにした「シークレットカラーフォン」とコスメアイテムを組み合わせた販売戦略を展開している。

シークレットカラーフォン

「シークレットカラーフォン」こと「SCH-W360」(SK Telecom用)と「SPH-W3600」(KTF用)は、ホワイトやダークグレイといった落ち着いたカラーの本体と、鮮やかな原色系のキーパッドを用いたスライド式の携帯電話。HSDPAに対応し、下り方向の通信は最大7.2Mbps。キーに触れると振動し、ボタンを押したことがわかるようになっている。Bluetoothに対応し、外部メモリとしてmicroSDカードが使える。

このシークレットカラーフォンと、Benefit Cosmetics Korea(以下、Benefit)の2つのコスメとポーチをセットにしたスペシャルパッケージが600個限定で販売されている。セットは、「シークレットピンク Lana」「シークレットレッド Betty」「シークレットブルー Gabbi」「シークレットグリーン Simone」の4種類。なお「Lana」「Betty」「Gabbi」「Simone」はBenefitのキャラクターである。

シークレットカラーフォンとBenefitのコスメのスペシャルパッケージ

全国のSamsung電子の直販店だけでなく、デパートやWebサイトで23日から予約販売を行っているが、Webサイトでの受け付けはすでに締め切りとなるほどの人気ぶりだ。Benefitとのコラボレーション企画は今後も行っていく予定で、来月(2月)には「SPH-W4150」(LG Telecom用)という折りたたみ型のシークレットカラーフォンのスペシャルパッケージも販売される予定。

LG電子の携帯電話がハリウッド映画に進出

2008年上半期に上映予定のハリウッド映画「Iron Man」には、韓国LG電子の携帯電話「LG-KS20」「VX9400」が登場する。

「LG-KS20」は昨年(2007年)10月から欧州で発売されている。2.8インチのタッチスクリーンを搭載した、厚さ12.8mmのスリムなデザイン。2メガピクセルのカメラやBluetoothなども備えている。一方の「VX9400」は、米Verizonのマルチメディアサービス「V-CAST」専用の携帯電話で、画面を横に倒して映像などを楽しめるようになっているのが特徴だ。

Microsoft Windows Mobile 6搭載の「LG-KS20」

フラッシュ付きの1.3メガピクセルカメラや音楽プレーヤ機能が付いた「VX9400」

映画「Iron Man」は兵器デザイナーの主人公が、飛行・戦闘能力を持つ鉄のアーマーを作り出し、悪と戦うという内容だ。主人公のロバート・ダウニー・ジュニアが「VX9400」を、競演のグゥイネス・パルトローが「LG-KS20」を操作する姿が見られるという。

「Iron Man」のジョン・パブロ監督と「Iron Man Mark 1 Suit」 - 米国のコンシューマエレクトロニクスショー「CES 2008」にて撮影

映画に携帯電話を登場させたことについて、LG電子では「映画の中の未来像が、LG電子の携帯電話の『先端・革新』というイメージと重なり合い、イメージアップ効果が見込める」と述べている。また「この映画を通じて、LG電子の携帯電話の若々しいイメージを全世界に伝えたい」という。

Samsung電子と同様、LG電子も若さを全面に出したイメージで販売戦略を展開している。携帯電話の主要なユーザー層が若者だけに、この層を狙ったコラボレーション企画はSamsung電子やLG電子に限らず数多くあるが、心変わりの早い若者たちの心をつかむため、その手法も多様化している。

昨年には、Samsung電子、LG電子ともにプラダやアルマーニなど、有名ファッションブランドと提携した携帯電話で話題をさらったが、2008年もこれに引き続き、有名ブランドや映画などのコラボレーション企画で相乗効果によるイメージアップを狙っていくようだ。

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