【レポート】

NAMM 2008 - 今年もディズニーランドの隣で開催、過去最高の出展社数

    Yoichi Yamashita  [2008/01/28]

    米カリフォルニア州アナハイム……ディズニーランドに隣接するアナハイムコンベンションセンターで北米最大の楽器展示会「Winter NAMM Show」が開催された。

    今年は出展社数が過去最高の1,560社、登録者数が昨年から4%増の88,100人だった。"総合"楽器イベントとはいえ、単一の業界イベントとしては非常に大規模である。ここ数年の間に、従来プロの領域だった音楽制作を、アマチュアでも手軽に楽しめるようにするテクノロジが続々と登場している。またポッドキャストやブログ、ビデオ共有などにおいても、オーディオや動画のコンテンツ作成に音楽が欠かせない。そのような音楽作りに挑戦する人口の増加がNAMM Showの拡大につながっている模様だ。またNAMMによると近年海外からの参加者の伸びが顕著で、今年は100カ国以上から10,600人が参加した。

    今年NAMMから渡された冊子をチェックすると、セレブゲストとしてスティービー・ワンダー、スラッシュ、ディブ・ナヴァロ、ロバート・ダウニーJr.、ビル・マレーなどの名前が並ぶ。しかし、これらはごく一部に過ぎない。ライブゲスト、出展企業のPRゲスト、参加者バッジで来場して試奏……等々、NAMMフロアでは数多くのミュージシャンの演奏を目撃できる。卓越したデモ演奏を聴くことができるのもNAMMの楽しみの一つだ。

    「NAMM会場って、どうなってるの?」とよく聞かれるので、去年のレポートでは説明を省いた会場の構成をご紹介しておこう。

    【写真1】NAMM Showの会場マップ

    巨大なメイン会場。まずはブースの様子見で1周したら2時間

    コンベンションセンターの中は上の【写真1】のようになっている。下から2番目の緑色に塗られてAからDに区分けされているのがメインフロアだ。Dの左側、会場の最も奥にRolandが巨大なブースを構える。楽器の種類や分野による厳密な区分けはないのだが、なんとなく同じカテゴリの出展者が集められている。Dがドラムや打楽器、Cの上側にギター、C~Dの下側に金管楽器、木管楽器、ピアノなど。BからAにかけてデジタル色が強まる。右端の7000~7999と書かれているオレンジ色の丸い部分がアリーナと呼ばれているエリアで、主にDJ機材や照明機器などが展示されている。

    ドラム・打楽器が集まるDの3000番台

    ギター・メーカーが集まるCの4000番台

    Cの4000番台でも下の方は金管楽器

    デジタルなブースで埋めつくされているAの6000番台

    轟音が鳴り響くアリーナ内

    アリーナの外側

    メイン会場はとにかく混雑するので、それを嫌う出展者は2階と3階のミーティングスペースを利用する。【写真1】では上2つだ。1つの部屋に1企業という形になるので、来場者が集中して展示製品をチェックできる。出展企業の中でヤマハはドラムとギター以外のブースをコンベンションセンター内ではなく、道向かいのマリオット・ホテル内に設けている。

    ヤマハがキーボードやピアノなどのブースを構えるマリオット・ホテル

    多種多様なブースが並ぶ地下。狭く混雑しているので目的のブースにたどり着くのにひと苦労

    出展コストが抑えたい出展者は地下となる。【写真1】では最も下のEの部分だ。個人のギター製作者や電子機器メーカー、ケース、教本など多種多様なブースが並ぶ。中には拡声器だけを展示しているブースもあった。小さなブースがところ狭しと並び通路もせまいので、まるで迷路のようだ。奥に入り込 んでしまうと、簡単にはメインフロアに戻れない。

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