ヨネックスはこのほど、2008年シーズンからツアープロとなる石川遼選手との用具総合使用契約を締結した。同社はゴルフクラブやウェア、シューズなど9種類、ゴルフボールとサングラスを除くすべての用具を提供することで石川プロの活躍をサポートするほか、石川プロからの提言を活かした製品開発も行う予定とのことだ。

「(優勝した)マンシングオープンのときと同じ赤いパンツがはけてうれしい」という

米山勉代表取締役社長は「緊張で調印する手が震えた」とコメント

同社と石川プロとの用具総合使用契約締結に際し、都内ホテルでは記者発表会が開催され、集まった記者たちの前で同社代表取締役社長の米山勉氏と石川プロが契約書類に調印した。石川プロはヨネックスを選んだ理由について「サイバースターが好きで、アマチュア時代から使ってきました。プロとして契約するにあたり、(他のメーカー製も含めて)今まで打ってきたドライバーすべてをテストした中で、もっとも自分によいスイングをさせてくれたのがヨネックスのドライバーだった。小学校4年生のときからサポートしてもらっていて、信頼関係もできあがっている」と説明。用具契約を結んだことで、「今が一番、プロになった実感がわいています」と心境を語った。

今回の契約は、「マスターズで優勝」という石川プロの夢へのマイルストーンともいえる全英オープン・オーストラリア予選への出場にスケジュールを合わせた格好だ。「環境は整った。あとは自分がしっかりやるだけ。惜しかったということで終わりにしたくないので、がんばります」と同大会での活躍を誓った。

会見後半、緊張がとけたのか"ハニカミスマイル"がこぼれた