DVD制作ツールでFlashを作る

Adobe Encore CS3はDVDオーサリングツールである。テンプレートからDVDのメニューを選択し、フローチャートウインドウ上でメニューと素材を線で結んでいくだけで視覚的にDVDの構造を構築することが可能だ。CS3になってメジャーな変化はないもののH.264形式のBlu-rayにも対応しHD時代への備えも万全だ。

わかりやすいインタフェースでを備え、ライブラリーから見栄えの良いテンプレートを選択して素材をドロップするだけで簡単にメニューを設定し、DVDの製作を行うことができる

DVDの構造はフローチャートによって一目で確認することができ、構造の変更や追加なども視覚的にわかりやすく行うことが可能だ

Blu-rayのH.264のオーサリングが可能となった。画面サイズも1920×1080まで設定することができる

今回特筆すべき点は、Encoreから直接SWFファイルの書き出しが可能となったことだ。凝った作りではなくて単純に見栄えの良いメニューをクリックしてムービーを再生させるという程度のものであれば、Flashで制作するよりも遙かに簡単に制作することが可能となる。

DVDを製作するのと同じ手順で映像コンテンツを制作し、Flash書き出し機能を使用するとDVDの代わりにメニューまで含めてFlashで書き出しが行われる

Flashで書き出されたファイルをSafariで表示するとこのようになる。Encore上での表示と同様に表示されている

Safari上でメニューのボタンをクリックすると動画の再生が開始される