【インタビュー】

ゴンゾ事業持ち株会社・GDHの石川社長に聞く、日本のコンテンツ産業の未来

3 2010年に向け、コンテンツ産業はよりエキサイティングに

    石田哲也  [2008/01/01]

    ――ネットには規制しようとする各国政府の動きがありますが、どうお考えでしょうか。

    「今後5年間、コンテンツ分野は変革の時代。チャンスもピンチも大いに経験できる」と未来を語る石川社長

    年齢による制限を意味する「レイティング」のような仕組みは、ある程度あったほうがいいのではないでしょうか。アニメやゲームは、教育と表裏一体の面があるので、ネットで違法・有害情報がはんらんすれば、社会にとって悪影響があるだけではなく、産業としても破たんするリスクがあります。一番いいのは、業界による自主規制でしょう。

    ただ、コンテンツを検閲するとなると、話は難しくなります。検閲する人が全員善人であればいいのですが、そんなことはありえず、政治的な利益など自己の利益誘導に悪用する人が出てきかねません。そうした事態は、明らかにマイナスだと思います。

    ――著作権についてはどうお考えでしょうか。

    米国や欧州、中国など、世界が向かっている方向を日本としてアンテナを張っておくことが重要となります。日本の著作権者の利害が絡む案件であれば、安易に外国の裁判所の判断に委ねたりしないよう、自分達が影響力を及ぼせる形でルール作りに関わっていくことが必要だと思います。

    ――若い世代など、これからコンテンツ産業に関わろうとする人たちにメッセージをお願いします。

    ブロードバンドが先進国全体に普及する2010年くらいに世界のメディアコンテンツ産業に大きな変革があると思います。そうした意味で、この世界はすごくエキサイティングで、チャンスもあるし、ピンチもあるし、いろんな事ができるでしょう。

    この先5年間くらいの間で起きるジェットコースターのような未来に、身をおいてみるのも楽しいのではないでしょうか。

    その背景には、グローバル化があるわけですから、日本にだけ身を置くのではなく、欧米や中国など、世界に自分をさらすつもりで、こうした国々に身を置いてほしい。世界で活躍するために、いろいろな国でどんどんチャレンジしてほしいと思います。

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