【インタビュー】
チョロQは、1980年に旧タカラ(現タカラトミー)から発売が開始された、プルバック式のゼンマイ走行を特徴とするミニカーの一種である。車体後部のプレート部分に10円玉を乗せ、ウイリー走行させて遊んだ経験をお持ちの方もおられよう。現在ではこのような従来から続くシリーズは、「スタンダードチョロQ」と呼ばれている。さらにその遺伝子を受け継ぎ、新たな展開を見せる新シリーズも続々発表されてきている。そこで今回は、それらの詳細をうかがうべく、葛飾区は立石にあるタカラトミーさんの本社をお訪ねした。応対してくださったのは、いずれもタカラトミーボーイズトイチームの関根拓也さんと石橋紀幸さんのお二人。
まずは、ゼンマイ式チョロQご担当の関根拓也さんにお話をうかがってみた。
――はじめに、従来からあるチョロQについてうかがいますが、価格などは発売当初から変わっていないんですね。
「ええ、発売開始から28年を迎えましたが、当時から350円(税込み367円)というお子さまにお買い求めいただきやすい価格を守っています。従来からあるチョロQということで、現在ではスタンダードチョロQと呼んでいます。車種は現行定番として、60種類です」
――車種のほかにバリエーションはありますか?
「はい。実は、今年の4月にリニューアルしたんですが、そのとき60種類のチョロQを4つのグループに分け、それぞれに異なるエンジン(ゼンマイで駆動する部分のこと)を搭載しました。まず、このハコスカGT-Rが従来のエンジン、スタンダードエンジンを積んでいるものです」
――はい、そうですね。
「次に、このタンクローリーがゆっくり走るエンジン、スローエンジンを積んでいて、このように従来のものよりゆっくりと走ります」
――なるほど、タンクローリーの重量感が伝わってくるようですね。
「逆に、このNEWインプレッサWRXは、速く走るエンジン、スピードエンジンを積んでいますから、従来のものより速く走りますね」
――(実際に走らせているのを見て)おお、速いですね。
「最後に、このハイメディック救急車は、途中から速く走るエンジン、2スピードエンジンを積んでいて、走っている最中に走る速さが変わります」
――ホントですね。これらの違いは、どこからくるのでしょう?
「内部のギアですとか、ゼンマイのバネを太くしたり長くしたりすることで調節しています」
――チョロQといえば、車体の後ろに10円玉を差し込んで、ウイリー走行させて遊ぶのが流行りましたが……。
「そうですね、そうした特徴も受け継ぎながら、今、ひとつのブランドになりつつあるわけです。そこで現在ではこのスタンダードチョロQを中核として、いろんなバリエーションを広げていこうという展開を行っています」
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