【インタビュー】

初の日米同時発売「Office 2008 for Mac」、日本語版開発チームに訊く

3 メイリオでずれが生じたら、それは「バグ」

    海上忍  [2007/12/07]

    -- 互換性についてですが、Windows上で作成したメイリオフォントを使った文書はまったくズレない、という理解でよろしいですか? また、スマートアートを使用した文書の互換性は?

    高田: はい。メイリオフォントを使った文書でズレが生じるとしたら、それは(プログラムの)バグです。スマートアートについては、Windows版Officeとコードを共有していますから、互換性は完全に確保されています。

    -- Open XML File Format Converterは、リリースされますか?

    前田: もちろん、最終版をリリースします。リリース時期は、製品の発売から6~8週間後を予定しています。

    -- テンプレートがかなり豊富に用意されているようですが、すべて米国で作成したものなのですか?

    星: 新機能「デザインレイアウト表示」のテンプレート約80種については、ワールドワイドで同じものを収録しています。すべて米国で専門のデザイナーに依頼して作成したものです。

    しかし、日本で使えるものが少ないため、日本でもまったく新規にハガキ用テンプレートを100件作成しました。デザインレイアウト表示でなく、通常の印刷レイアウト表示にはなりますが、ハガキで印刷するものですから敢えそうしています。Dockに追加された「プロジェクトギャラリー」から選択できます。

    22,000円という低価格で投入される「ファミリー&アカデミック」

    -- 最後に、Office for Macのポジションについてお聞かせください。Office 2004の発売から3年半が経過し、その間にオープンソースのオフィス製品もシェアを増やしているように思えますが?

    仲尾: 売上げという点では、影響を感じたことはありません。競争は市場にとっていいことですし、機能的な面、価格的な面でこちらが勉強させられることもあります。単純な比較はできませんし、オープンソース/フリーの製品に対抗するという意味ではありませんが、弊社では今回「ファミリー&アカデミック」というお求めやすいパッケージも用意するという試みを行っています。

    Appleさんも、iWork '08という製品を投入されましたが……私の知るかぎりでは、Keynoteユーザの多くがPowerPointを併用しています。どちらか一方を選択する、ということには必ずしもならないのではないでしょうか。

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