【レポート】
メニューが決まったところで、ベルを鳴らして"フットマン"を呼び、料理をお願いする。Tさんとの会話も進み、ここでやっと周りのお嬢様方の様子なども伺える余裕が出てきた。年齢層的には20~30代の女性が多いとのことだが、中には夫婦で訪れる人もいるらしい。また、1人だけで来店する(お帰りになる)お嬢様も幾人か見受けられた。彼女たちは、すっかりなじんでいて、ベルの鳴らし方まで私とは全く違う。彼女たちが鳴らすベルは、それはもう上品にチリンチリンと……私の鳴らしたベルは鈍い音(慣れてないからね)。
しばらくすると、まず紅茶が運ばれてきた。Tさんのカップは「ROYAL ALBERT」のムーンライトローズ、私のカップは同じく「ROYAL ALBERT」のオールドカントリーローズだ。この美しいカップを見ているだけでも、幸せな気持ちになる。
いよいよ料理が運ばれ、盛り付けの美しさにまず驚く。もちろん味自体も相当なもので、手を抜かないというこだわりが集結した感じだ。特に「ルッコラとフルーツトマトのサラダ」は、トマトが苦手なTさんも美味しく食べられたほど。スイーツも、感嘆の声をあげたいほど素敵で美味。
正直なところ、最初は『スワロウテイル』とは、"執事"と"フットマン"にサービスを受けるというところがポイントだと思っていた。しかし、徹底したこだわりに出会ってしまった瞬間から『スワロウテイル』=私のお屋敷、つまりはお嬢様である私のために、全ては用意されたもの……といったような錯覚さえ起こしてしまったほど。さらに80分とはいえ、俗世から離れて夢心地でいられる……まさに究極の癒し空間ではないかと思える。足しげく来店する(お帰りになる)お嬢様や、1人でこの癒しを堪能したいというお嬢様の気持ちも理解できるような気がした。
食事が終わると、"フットマン"が「お嬢様方、そろそろお出かけの時間です」と終了時間を教えてくれる。夢の時間が終わりに近づいている合図だ。しかし、お出かけの時間ということは、またお屋敷に帰ってくるということ。今度お屋敷に帰るときは、もう少しお嬢様らしく凛としてみよう、などとすでにこの世界にハマりつつある私。
席を立ち、視線を後方に向けると、暖炉とクリスマスツリーが。前を向くと素敵なカップなどが飾られている。どこまでもこだわりが感じられるお屋敷だった。そして、"執事"と"フットマン"たちに「行ってらっしゃいませ、お嬢様」と見送られ、私たちは素敵なお屋敷を後にした。
『スワロウテイル』は完全予約制で、オフィシャルサイトから予約ができる。しかし、予約は1カ月待ちの状態が続いているとのこと。都内のお嬢様はもちろん、地方からお屋敷に帰ってこられるお嬢様も多いとか。また、お屋敷と同じようなスイーツやグッズを扱っている『Patisserie Swallowtail』は、「Blue Rose」「White Rose」の2店舗で展開している。こちらも要チェックだ。
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