【レポート】

"鉄子"目線でバッチリ見せます、鉄道博物館

1 博物館到着前から大賑わい

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0系新幹線よりちょっと若い静岡生まれの私が、初めて東京に来たのは小学校3年の時だった。そして、最初に行った場所が千代田区にあった「交通博物館」(2006年閉館)。記念に買ってもらったL特急の鉛筆は、今でも大切な宝物だ。埼玉・さいたま市に10月14日開館した鉄道博物館は、そんな私にとって新しい魂のよりどころ(?)となる場所である。ここからは、じっくりと館内の様子をレポートさせていただく。

博物館到着前から

鉄道博物館開館の日。わざわざ「鉄道の日」(10月14日)に開館日を合わせてくるのが、なんとも心憎い。開館日にはオープニングセレモニーがあるわけで、担当編集者から「じっくり取材してきてください」なんて言われたが、私の今日の仕事(?)は博物館に到着する前から始まっていた。まずは大宮駅で記念グッズのチェック。JR大宮駅では「鉄道博物館開館記念限定Suica」、埼玉新都市交通伊奈線ニューシャトルの大宮駅では「鉄道博物館開館記念硬券・定規セット」の販売があるのだ。これらの発売開始予定時刻8時に合わせて大宮駅に行くと、すでにSuicaは発売枚数分の行列ができていて札止め。しかし、ニューシャトルの硬券セットはまだ余裕があったので、15分ほど並んで購入した。

「ニューシャトル 鉄道博物館開館記念硬券・定規セット」は2,000部限定。ニューシャトルの硬券はとても珍しい

鉄道博物館まではニューシャトルに乗って一駅。運よく、記念ヘッドマークを付けた新車に乗車できた!

吉永小百合さんも開館をお祝い

開館日当日は9時20分から、1階エントランスホールにおいてオープニングセレモニーが行われた。東日本鉄道文化財団理事長の大塚陸毅氏、さいたま市長相川宗一氏の挨拶の後、テープカット。そして特別ゲスト、吉永小百合さんの挨拶。JR東日本の「大人の休日倶楽部」CM撮影で五能線に乗車した思い出を静かに語る吉永さんの後ろを、開館をお祝いするかのように列車が通り過ぎた。「さすが、美しい吉永さんには列車がよく似合うなあ……」としみじみ。

テープカット。左から鉄道博物館館長の関根徹氏、JR東日本社長の清野智氏、東日本鉄道文化財団理事長の大塚陸毅氏、吉永小百合さん、松島みどり国土交通副大臣、埼玉県知事の上田清司氏、さいたま市長・相川宗一氏

吉永小百合さんと列車の偶然の共演。開館に花を添える

そして、開館時刻の10時。どこかで電車のタイフォンが鳴り、それに続いて館内に蒸気機関車の汽笛が鳴り響いた。開館の汽笛だ。少しして、最初のお客さんたちがゆっくりと入って来た。入場ゲートである自動改札の前で記念撮影をしたり、どっちに行こうかキョロキョロしたりでみんな意外とマイペース。まるで初めて来た街にある大きな駅で戸惑う旅人たちのようだ。次第に最初のお客さんたちは思い思いの場所へと向かっていった。

一番客の様子

開館直後に2階から見た入館を待つ人々の列。すごい人気だ!

まるで昔の駅そのもの!

まずは実車が展示されている鉄道博物館の中心的なフロア「ヒストリーゾーン」を2Fから見学した。ここには主に、東日本地域で活躍した各時代の技術を代表する列車の実物車両が展示されている。この眺めには世代別、出身地別に人それぞれ違うことを感じるだろう。私は静岡出身なので、リアルタイムで親しんだ車両はEF66と新幹線くらい。映画のセットの中に入ったような気分になった。同世代でも、東北出身の人に聞いてみると、たまらなく郷愁を感じたとのことだ。なお、ここの照明はかなり暗い。高感度のデジタルカメラでも手持ちでのズーム撮影では、ことごとくブレて失敗してしまった。三脚の使用は禁止とのことなので、撮影には工夫が必要だろう。

写真上は「ヒストリーゾーン」。写真右は前照灯の光がかっこいいEF58 89

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インデックス

目次
(1) 博物館到着前から大賑わい
(2) 実際の駅のような雰囲気漂う館内
(3) 遊びながら鉄道をお勉強
(4) 体験要素が満載
(5) 鉄道グッズに心躍らせ……散財

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