【レビュー】
次はインポート(Googleドキュメントからローカルへのダウンロード)処理だ。インポートの場合はOpenOffice.orgの「Import from Google Docs」をクリックする。ファイル選択のウィンドウが表示されるので、ユーザIDとパスワードを入力して<Get list>ボタンをクリックする(図19)。取り込み対象のファイルが一覧表示されるので、その中から取り込むファイルを選択して<Open>ボタンをクリックすればよい。
ブラウザが立ち上がり、ダウンロードダイアログが表示される(図20)。そのファイルを開くと、Googleドキュメント上で編集したファイルが表示されるはずだ。図21がその表示例だが、使用している日本語フォントがないらしく、若干表示に問題がある。ただし、文字装飾やアップロードした画像を含めて問題なく再現されている。
なお、現状はOpenOffice.org⇔Googleドキュメント間でのファイルの更新には対応していないようだ。そのため、同じファイルをエクスポートしても、別のファイルとして追加登録されてしまう(図22)。また、インポート/エクスポート機能は、スプレッドシートには対応していない(図23)。とはいえ、スプレッドシートには、OpenOffice.orgの表計算機能であるCalcのファイル形式によるインポート/エクスポートには対応しているので、将来的には対応できる可能性がある。対して最新のGoogleドキュメントの機能であるプレゼンテーションにはエクスポート機能を備えていないため、インポート対応は難しそうだ。
今回OOO2GDをレビュー用に試してみた限りでは、OpenOffice.org WriterとGoogleドキュメント間での再現率は思っていたよりも高く、実用レベルになっているのではないかと思われる。商用パッケージのオフィススイートである「Microsoft Office」が大きなシェアを占めている職場では利用が難しいかもしれないが、小規模なオフィスや個人であれば、OpenOffice.orgを利用している場合も多い。そして、このOOO2GDは、インターネットを介してローカルのファイルとインターネット上のサービスとをつなぎ合わせてくれる。今後、さらなる機能追加が期待されるソフトウェアだ。
著者プロフィール
MOONGIFT 中津川 篤司(なかつがわ あつし)
1978年生まれ。オープンソース紹介サイト「MOONGIFT」管理人。プログラマ、SE、ITマネージャを経て、オープンソースのビジネス活用を推進する。現在は独立し、Webサービスのコンサルティング、プロデュースを行う。
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