マカオは香港同様に身分証明書不要でプリペイドSIMカードを購入できる。このためGSMやW-CDMAに対応したSIMロックフリーの携帯電話を持っていれば、現地の電話番号を簡単に入手することができる。日本でノキア・ジャパンやHTC Nipponが発売しているSIMロックフリーの携帯電話ももちろん利用可能だ。

さて、マカオで見かけるユニークな存在はプリペイドSIMカードの自動販売機だ。香港からの高速船が24時間発着するマカオのフェリーターミナルには、CTM、Hutchison、SmarToneの3社がプリペイドSIMカード自販機を設置している。夜中や早朝に到着してもすぐその場でSIMカードを購入できるわけだ。自販機はマカオパタカ、香港ドルが等価でどちらも利用できる。価格はMOP50~100、約2,000円以下と安価だ。

フェリーターミナルロビーのプリペイドSIMカード自販機。右のHuchisonはMOP50と最低売価が他社の半額。左のSmarToneはストラップが付属する

3社のプリペイドSIMカードにはそれぞれ特徴があるが、お勧めはCTMの3Gタイプのもの。パケット通信が可能で2MB分の利用料が含まれている他、TV電話など3Gサービスも利用できる。またマカオ以外でも国際ローミング利用できるので、マカオからちょっと中国や香港に出かけた際もそのまま利用できる。もしもGSMの携帯電話を持っていなければ、同じくCTMの自販機で携帯電話とSIMカードのセットも購入できる。ちょっと変わったお土産として買って行くのはいかがだろう?

お勧めはCTM。3G/パケット通信対応のSIMカード(右上、MOP100)や、エントリーモデルながらも携帯電話本体(左下)まで自販機で購入できる