Virtual Earth Map Control 6.0で地図を表示

「Virtual Earth Map Control」は、Microsoftが提供している地図サービス「Live Search Maps」(図1、執筆時点ではBeta)で用いられている地図コントロールを操作するAPI群だ。Googleマップ(図2)に対するGoogle Maps APIと同じで、JavaScript(Internet ExplorerではJScript)でプログラミングできる(3D表示は別途インストールが必要)。また、表示可能な範囲が限られるものの、上空から眺めるBird's eye(概観図、図3)にも対応している。

2007年10月17日に「Virtual Earth」のバージョン6.0が公開され、IPアドレスから地点を検索するReverse IP lookupやSafari 2.0のサポートなどが追加された。執筆時点ではこのバージョンの日本語版はまだ公開されていないが、英語版のドキュメントは既に公開済みだ。前バージョン(5.0)では、日本語版でもしっかりしたボリュームのドキュメントが公開されているので、新バージョンの日本語版ドキュメントの公開も待ち遠しい。

【図1】Live Search Maps Beta

【図2】Googleマップ

【図3】Live Search Maps Betaにおける航空写真の概観図表示(MLBボストンレッドソックスの本拠地Fenway Park周辺)

今回は手始めに地図を表示させ、それと一緒に表示可能な各種コントロール(ダッシュボード、ミニマップ、検索窓など)について紹介しよう。ソースコードはインターネットに接続し、WebブラウザでJavaScriptを実行可能(有効)に設定しておかないと実行できないので注意したい。