【ハウツー】

PostgreSQLの高速化と高信頼化を実現する「pgpool-II」を使ってみる

6 pgpool-IIの今後のリリース予定

    浅羽義之  [2007/11/08]

    pgpool-IIの今後のリリース予定

    現在、pgpool-II 2.0はリリースに向けて準備中である。pgpool-IIの目玉機能は「オンラインリカバリ」機能である。オンラインリカバリとは pgpool-IIを停止させることなく、PostgreSQLサーバのデータを同期させた上で復帰させる機能である。

    従来のpgpool-IIでは、PostgreSQLに何らかの異常が発生し、データを再同期させるには pgpool-IIを止める必要があった。また、この機能による信頼性の向上のほかに、ノードの動的追加や削除を負荷状況などに応じてサーバを補強することができる。

    そのほかにも、レプリケーションの高速化や高信頼化、パラレルクエリの高速化など、さらなる機能強化を図っている。pgpool-II 2.0は年内のリリースを予定しているが、リリース前に試したい場合には以下の手順でCVSリポジトリから取得することができる。cvs loginでパスワードを聞かれるが、そのまま[Enter]キーを押せばよい。

    % cvs -d :pserver:anonymous@cvs.pgfoundry.org:/cvsroot/pgpool login
    ([Enter]キーを押す)
    
    % cvs -d :pserver:anonymous@cvs.pgfoundry.org:/cvsroot/pgpool checkout pgpool-II

    まとめ

    pgpool-IIでは、PostgreSQLを高信頼化および高速化するための方法をいくつか用意している。今回説明しなかったが、Slony-Iのレプリケーションとpgpool-IIの負荷分散を連係させることも可能である。また、pgpool-II専用管理ツールもpgFoundryも用意しており、クラスタリングシステムの運用を容易にできる。

    pgpool-IIの前身であるpgpoolがリリースされてから4年程が経過し、実際にpgpool-IIを使った事例も国内外で聞かれるようになってきた。是非とも様々なシステムにpgpool-IIが活用されることを期待している。

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