【インタビュー】
動画共有サービスを世に知らしめたのは米YouTubeといっても過言ではないだろう。設立後のしばらくの間は伸び悩んでいたものの、2005年12月から爆発的な勢いで成長。それから1年もしない2006年10月9日(米国時間)には米GoogleがYouTubeの買収に合意したという発表が行われ、トップ企業の傘下となった。YouTubeはGoogleに買収された後も、独自のブランドを保持したまま運営を続けている。
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動画共有サービス「YouTube」 |
今回、来日したYouTubeのEngineering ManagerであるSougou Marane氏および同社のSoftware EngineerであるMatt Rizzo氏から、Googleの傘下になった後のYouTubeのようすなどについて話を聞きいた。
まず、実際にYouTubeで働いている人たちについて説明しておこう。
YouTubeはいわゆるベンチャー企業だった。創業に携わったオリジナルメンバーのほとんどは米PayPalの元従業員だった。「当時、PayPalを辞めて新しく起業すると言い出したら、周囲から馬鹿にされた」と両氏は語った。それが今では押しも押されもせぬトップ企業であるGoogleの一部門となり、もっとも有名な動画共有サービスになった。「最近では、元の職場の同僚たちに『YouTubeに転職しないか』と逆に誘ったりもしている」という。
またYouTubeは、今でも創業当時の雰囲気を持ち続けているという。「誰でも自由に意見を出し合えるし、きちんとプランを決めて邁進するというよりも面白いものを作ろうという想いがそのまま仕事に反映される」「かなりインフォーマルで、ポリティックス(politics)があまりない」――Googleの関係者に言わせるとGoogleも創業当時はこのような雰囲気だったという。YouTubeとGoogleは根底にあるものが同じなのだ。
買収されたYouTubeからすれば、「Googleは同じ道をたどって来た先輩」だという。「できてたの企業とすでに成熟段階にある企業では意見が食い違うこともあるが、根底は同じところからきているため、話し合いで解決することがほとんど」と両氏は言う。
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