トレンドマイクロは28日、同社のセキュリティソフト「ウイルスバスター2008」の発売を記念して、秋葉原のヨドバシカメラマルチメディアAkiba店頭でのイベントを行った。イベントはフリースタイルサッカーで活躍するWasse氏が2008回連続のリフティングを行うのに要する時間を当てるもので、会場にはウイルスバスター2008を購入したユーザー達が集っていた。

イベント司会者の呼びかけに登場するリフティングマスター、Wasse氏とIndy氏。2人の衣装はもちろんウイルスバスターカラーの赤いシャツと白いパンツ。挨拶代わりに行ったリフティングは、頭、肩、背中にボールを静止させる連続技。ウイルスバスターカラーを身にまとう2人のテクニックは、セキュリティソフトの技術力を誇示するかのごとく華麗な技だった。

華麗な技を披露するWasse氏

こめかみでボールを静止させるIndy氏

リフティングイベントは、ウイルスバスター2008購入者がボックスに参加権を投票する形で行われた。ボックスは10分未満 / 10分台から14分台 / 15分台から19分台 / 20分以上 / できない の5つのボックスが用意された。司会者が「どこに入れましたか?」とユーザー達に投票動向を問う。ピックアップされたユーザー達は意外にも「達成できない」という声が多かった。技術力ではウイルスは防げない。暗にそんなことをほのめかすかのごとくのシニカルともとれる事前調査。

予想時間ごとに区切られた投票ボックス

「どこに投票しましたか?」

リフティングのカウントは、ストップウォッチで秒数を計る係とリフティングをカウントする係の2人で構成される。手動のカウンタは横にある電光掲示板のような回数表示と連動している。間もなく、リフティングがスタートされた。Wasse氏が数分間連続でリフティングを続けるが徐々に汗ばむ様相を呈する。

カウンターと連動した回数表示板

汗ばむWasse氏

その時、ボールが大きく上にあがったかと思いきやIndy氏がそのボールを引き継いだ。「2人か!」。一瞬、虚を突かれた。ウイルスバスター2008は、「パターンファイルマッチング」、「不正変更の監視機能」、「Webレピュテーション技術」という3つの機能による3段階プロテクションが特徴だ。「それなら3人だ」。そう思った観客はそれほど多くはいない。

ボールを上へ蹴り上げるWasse氏

さりげなく交代したIndy氏

2人の息の合った交代は500、1000、1500とクリアしてゆく。地道にリフティングを行う姿には感銘すら覚える。PCは絶え間なく稼動し続ける。ウイルスからPCを守るには地道な継続活動が重要である。そんなメッセージを感じ取れる。そうこう考える間に2008回まで残り数十回を迎える。

地道にリフティングを続けるIndy氏

のこり数十回

2008回達成。会場からは拍手の嵐。Wasse氏は高らかにコブシを突き上げた。かかった時間は「17分29秒」。「15分台から19分台」というボックスに投票したユーザーは10名ほどいた。その中からWasse氏が1人のユーザーを選び出し、賞品である任天堂「Wii」が贈呈された。

高らかにコブシを突き上げるWasse氏

正解者の中からWasse氏が選んだユーザーに賞品「Wii」が贈呈された