リソースの管理について

MODxでは、ファイルやコードなどの情報資源をリソースとして管理することができます。<リソース>タブの「リソース管理」を選択すると、MODxのコンテンツとして利用することができるコードや部品を編集することができます。リソースを駆使することで、適切にコードの役割を分離して再利用することができるようになります。

Webページには、HTMLの文書型宣言やヘッダ情報、レイアウトを決定するスタイルやテーブル、アクセスログ、サービスに対応するためのスクリプトなど、ページの主目的であるコンテンツ以外にも様々な要素が含まれています。MODxでは、ページの本文となるコンテンツをドキュメントとして記述し、それ以外の部分はテンプレートに書くことで柔軟性の高いWebサイトの構築を可能としています。

ページの部品として貼り付けることができるPHPのコードを「スニペット」と呼びます。同様に、静的なHTMLコードは「チャンク」としてまとめることができ、これらは「テンプレート」で使用することができます。

【図17】テンプレートデザインの管理

全てのドキュメントはテンプレートを指定することができ、表示される画面はテンプレート内にドキュメントを埋め込んだ形となります。テンプレートとは、文書型宣言やHTMLヘッダ、スタイルやスクリプトなど、サイト内のドキュメントを内包するコンテナとなるコードです。文書はテンプレート内の任意の場所に埋め込まれます。

MODxをインストールした時点でデフォルトのテンプレートが用意されていますが、新しいテンプレートを作ることも可能です。テンプレートを作成するには「リソース管理」の<テンプレート>タブ内にある「テンプレートの作成」を選択してください(図17)。