【レポート】

「パチモンサミット2007秋」に潜入取材 - 限りなきパチ怪獣への想い

1 「パチ怪獣」とは何か

 
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「パチモン」とは、テレビや映画などで映像化されていない、非公式で、勝手にデザインされた怪獣ならびに、その関連アイテムを指す言葉である。「パチモンサミット」は、この「パチモン」アイテムを、漫画家の唐沢なをき氏、カード蒐集家の堤哲哉氏、映像ディレクターの喜井竜児氏が持ち寄って披露する催しである。この催しは3年前に始まり、今回で6回目を迎える。会場は毎回満席となり、チケットを入手し損ねる人が続出しているという。

果たして、その「パチモンサミット」では、一体どのようなことが行われているのか。なぜ人々は、かくも「パチモン」に引きつけられるのか。それをお伝えするため、去る10月13日(土)に開かれた「パチモンサミット2007秋」に潜入したレポートをお送りしよう。

「パチ怪獣」とは、一体何なのだろうか。これに関しては、このイベントの主催者・喜井竜児氏の運営するホームページ「アマプロ」の「『パチ怪獣』について」の項に詳細に述べられている。

そもそも『パチもん』とは何か。その定義については諸説噴出しておりますが、私は『パッチワーク、すなわち既存のモノをツギハギして作成されたもの』と考えています。中でも『○○ゴンの身体に××星人の頭をくっつけて、元々のキャラクターとは違う怪獣に仕上げたもの』が『パチ怪獣』です。

だからパチ怪獣はその存在を公には認められていません。著作権を侵害した、この世に存在してはいけないものなのです。言うまでもないことですが、著作権はその権利を有する者のものであり、その権利は当然守られなければなりません。

しかし『すべての創造は模倣から始まる』という言葉があります。どんなものもいきなり形となって現れるのではなく、既にある『何か』を参考にして登場してくる場合がほとんどなのです。

芸術の世界では誰かの作品を練習として模写する場合は『習作』と言いますが、それを作者の名前を偽って発表した瞬間に『贋作』つまり『ニセモノ』となります。

ですから『パチ怪獣』と『模倣品』はハッキリと区別する必要があります。模倣品は別名『海賊品』と呼ばれるように、他人の権利を侵害するニセモノに他なりません。ゴジラにツノを1本くっつけて、どう見てもそれは『ゴジラ』なのに『別怪獣』と言い張るのは無理があります。しかし、もっといろいろな部品を付けてみたらどうでしょう。ツメを大きくして胸に大きなウロコを貼り、少し毛を生やして背ビレの形を変えて…。そう、それはもう『ゴジラ』ではなく『ゴメス』という別の怪獣になる訳です。

『ゴメス』を見て『あッ、ゴジラのニセモノだ!』と思う人はいないか、いたとしても極めてごく少数の人でしょう。ゆえに、ベースとして既存の怪獣を使用しても、完成したデザインが『別怪獣』と認識できれば、全く問題ないように思います。(当然、東宝と円谷プロの間には、着ぐるみの改造使用に関してもめないよう事前に協議が成されているでしょうから、もともと問題ないケースではあるのですが。)
2006年5月5日記す

通称「ガイコツバルタン」。バルタン星人の頭がドクロに……
(C)ヤマプロ

ゼットンの背中に亀の甲羅が……(笑)
(C)ヤマプロ

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インデックス

目次
(1) 「パチ怪獣」とは何か
(2) 「パチモンサミット」とは
(3) 「パチモンサミット2007秋」
(4) 「コダマレコード/怪獣がいっぱい特集号」
(5) 「5円引きパチ怪獣ブロマイド」
(6) 「抽選会/即売会」
(7) 唐沢なをき氏コメント
(8) 堤哲哉氏コメント
(9) 喜井竜児氏コメント

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