10月20日、第20回東京国際映画祭が華々しく開幕した。メイン会場の東京・六本木ヒルズに詰め掛けた一般観覧者は7,700人。けやき坂に敷かれた全長200メートルのレッドカーペットを出品作のキャストを始めとした関係者約300名が歩き、映画祭のオープニングに華を添えた。本誌はそうそうたる俳優陣が顔を揃えたこのセレモニーに密着。詳しくレポートする。

この報道陣の数! 注目度の高さがうかがえる

ここを俳優たちが練り歩く

20回目を迎える映画祭のオープニングで最初に登場したのは、20歳の長澤まさみ。肩の大きく開いたセクシーなドレスで沿道のファンを魅了した。

この後開かれたオープニングセレモニーでは「私も20歳を迎え、共通の喜びを感じています」とコメント

恋空

11月3日公開の『恋空』からは主演の新垣結衣が登場。

オレンジの若々しいドレスで

高橋ジョージ(右)とは親子役を演じる

最近体調不良が報じられていたが、この日はとても元気そうだった

オリヲン座からの招待状

浅田次郎原作の『オリヲン座からの招待状』(11月3日公開)。主演の宮沢りえと加瀬亮が仲良く腕を組んで現れた。

自虐の詩

劇中、阿部寛が"ちゃぶ台返し"に挑戦したということでも話題を集めている『自虐の詩』からはW主演の中谷美紀&阿部寛、そして堤幸彦監督が。

ザ・シンプソンズ MOVIE

吹き替え版キャストを総チェンジしたことで耳目を集めている『ザ・シンプソンズ MOVIE』(12月15日公開)。シンプソンズ一家が勢ぞろいした。

左から田村淳(バート)、ベッキー(リサ)、和田アキ子(マージ)、所ジョージ(ホーマー)

真・女立喰師列伝

押井守、神山健治らによる個性的なオムニバス作品『真・女立喰師列伝』(11月10日公開)。

左から湯浅弘章、藤田陽子、押井守、佐伯日菜子、安藤麻吹

水野美紀は胸元が大胆に開いたセクシーなドレスで

ハブと拳骨

2008年初夏公開予定の『ハブと拳骨』は1960年代終盤、ベトナム戦争時の沖縄を舞台に家族愛を描く作品。

『ハブと拳骨』はコンペティション部門で唯一、日本からの出品作となる

主演の宮崎あおい

子猫の涙

「日本映画・ある視点』部門出展作品となる『子猫の涙』(2008年正月公開)は、ボクシング選手・森岡栄治の実話を映画化。

左から山崎邦正、紺野まひる、藤本七海、武田真治、広末涼子、宝生舞

一児の母、広末涼子

クローズ ZERO

10月27日公開の『クローズ ZERO』からは不良少年たちが集結。

キャストには宮崎あおいと結婚したばかりの高岡蒼甫も

ミッドナイトイーグル

山岳サスペンスアクション『ミッドナイトイーグル』(11月23日公開)はオープニング作品に選ばれた。ちなみに前回は『父親たちの星条旗』だった。

左より藤竜也、竹内結子、佐原弘起(子役)、大沢たかお、玉木宏

大人っぽいドレスで魅せた竹内結子

絢爛豪華なゲスト陣をご堪能いただけただろうか。今後も随時、会期中に行われる舞台挨拶やイベントの様子をお伝えしていく。

撮影 : 石井健