【レポート】

多様性こそがイノベーションの源泉 - MSが目指す"異文化を認めあう組織"

2 "diversity"と"inclusion"の実現は企業の社会的責務

    神野惠美  [2007/10/19]

    ミレーヌ・パドリーナ氏は現在、米国本社で若手支援プログラム、社員ネットワークのリーダーシップ、障害者関連のプログラムのコーディネーションを担当する

    第2部では、米マイクロソフトでHRシニア ダイバーシティコンサルタントを務める、ミレーヌ・B・パドリーナ氏が登場し、マイクロソフトにおける"diversity"と"inclusion"のビジョンについて「社会に対しての説明責任を持ちながら労働力の多様性を高めていき、尊敬という文化を構築していくこと」と述べ、会社としてこの分野におけるグローバルリーダーを目指すことを示した。

    また、米国で行われている社内における"diversity"の認識の向上を図る取り組みとして、"Leading diversity & inclusion"というハラスメントに対する取り組みとしてマネージャを対象にしたトレーニングプログラムなどを紹介。さらに、社員を維持し、会社を成功に導くためには、フレキシブルな制度が重要だとし、現在試験的に導入している"フレックスワーク"について「柔軟性は、我々が取り組む仕事に対する意思決定や自立性に大きな影響を与える重要な要素だ。ゆえに、フレキシブルな働き方は、職場での効果、柔軟性、企業が成功するために非常に不可欠なものになってくる」と語った。さらに現在の課題が"トラッキング(追跡)"にあるとし、「取り組みの評価には正確なデータが必要だが、多くの場合において、在宅勤務の実態がきっちり把握できていない」と明かし、成果をまとめるのは時期尚早であるとの考えを示した。

    最後にナイトライトを手元に取り出し「言葉そのものや理念というのは、行動がなければ意味がない。小さなデバイスで少量のエネルギーしか発していないのにたくさんの人を助けることができるこのナイトライトのように、個々の小さなアクションでも変化を起こすことができる」と述べ、社員ひとりひとりの取り組みによって"diversity"と"inclusion"に対する社会的説明責任を達成することへの協調を来場者に呼びかけた。

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