【レポート】

アニソンの宴「O.E.S.うた会」 - 13年10カ月間にわたり、毎月休みなく続けられてきた集い

5 O.E.S.代表インタビュー

    木全直弘  [2007/10/18]

    「グループ O.E.S.」代表の高橋さん。この集まりについて詳しく語っていただいた

    最後に、O.E.S. の代表であられる高橋さんにお話をうかがった。高橋さんは45歳。神奈川県の平塚市にお住まいで、某大手メーカーに勤務されている。

    ――最初から代表を務めておいでなのでしょうか?

    「いえ、参加はしてたんですけど、当初、代表は別にいましたね。私は3代目です。前の代表が海外赴任することになりまして、4年ほど前に引き継ぎました」

    ――この集まりは、どのような経緯で誕生したのでしょうか?

    「今ほどDVDやビデオレンタルが多くなかった昔、『アニメや特撮作品で、普段あまり観られないような作品を上映する会』に一般観客として参加して顔見知りになったメンバーが『本編も良いけれど、主題歌をもっと唄いたいね』と作品のオープニング曲、エンディング曲、そのほかの歌だけを集めた上映会を始める形で誕生しました」

    ――開始当時は、まだ映像ソフトも少なく、多チャンネル化も途上の時代でしたね。

    「だから、ホントに個人でエアチェックをしていて、ビデオを保存してるとか、バラバラで持ってる資産を結果的にお互いで補完し合うというような感じでしたね」

    ――うた会となってからは、今日のようなスタイルで開催されてきているんですか?

    「『闇鍋タイム』は、当時はありませんでしたね。内輪だけで盛り上がるのではなく、一般の方のビデオテープも上映しようということで、このコーナーを設けました」

    ――会場で配布されたパンフレットを拝見しても、内輪だけでなく、新しい方を迎え入れようという配慮をなさっておいでのようですが……。

    「ええ、参加なさりたい方がいらっしゃれば、受け入れていくということですね」

    ――今回の第166回というのは、毎月1回、連続して開催した回数ということですか?

    「ええ、そうです」

    ――すると、1994年の1月から続けてこられたという計算になりますが……。

    「それでいいと思います」

    ――会を運営するにあたって、高橋さんはどのようなことをなさっておられますか?

    「まず、会場の確保ですね。月の始めに区民舘などの施設の窓口に行ってクジを引きます。抽選で当たった所が、その回の会場となるわけです」

    ――すると参加費は、入場料を取るということではなく、その施設の使用料などを参加者の頭数で割った金額、いわゆる実費負担ということなんですか?

    「ええ、必要な経費を割り勘で負担するという形です。歌詞カードなどを毎回作ってますから、そのコピー代なども含めると、トントンといったところですね」

    ――会場を確保したり、パンフレットを作ったり、それから今日もそうですが、ビデオテープを入れ換えたり、機材の操作など、1人でおやりになってるわけですか?

    「私が、なんらかの理由で参加できなくなったら、誰かに任せることになるんでしょうね。臨時の代理を立てるとか」

    ――かなり大変なお役目だと思いますが、そこまでして続けられている理由はなんでしょう?

    「毎回、仲間と会えるからですね。普段、職場では話し合えないようなことが、ツーカーで通じる方たちと話せますから。アニメとか特撮とか、共通の話題があるんです。この集まりでは私が最年長なんですが、同世代とはもちろんのこと、下は20ぐらい歳の離れた人とも、こういう話題なら対等に話せますからね。ヘタすると、高校や大学の同級生やサークル仲間なんかよりも、もっと親しくなっているんです。月に1回、丸1日一緒にいて、200曲以上の歌を唄うわけですからね」

    ――今後、「O.E.S.うた会」は、どうなっていくんでしょう?

    「それは、5年目とか10年目とかにいつも話してるんですけれども、まあ、なんらかの物理的な問題が発生しない限りは、続いていくんでしょうね」

    ――本日は、お騒がせいたしました。どうもありがとうございました。

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