10月1日、米Netscape CommunicationsからWebブラウザ「Netscape Navigator 9.0RC1」(以下、Netscape)がリリースされた(発表時のブログエントリ)。Netscapeの名前を知っているのは、日本ではネット暦の長いユーザーのみになってしまっているのではないだろうか。


マルチプラットフォーム化した9.0RC1

このたびリリースされた9.0RC1では、英語版のみではあるがマルチプラットフォーム対応となった。現時点で具体的な計画は明らかにされていないものの、今後は他言語にも対応したいとしている。

実行環境は、Windows 98以降、Mac OS X 10.2以降、Linux kernel 2.2.14以上となっている。詳細はNetscapeのWebサイトで確認していただきたい。インストーラはWindows版で約6MB、インストール後の容量は約20MB必要になる。


懐かしいNetscapeをさっそくインストール

ダウンロードサイトからインストーラをダウンロード後、これを起動するとNマークが表示される(図1)。7.1より後はお目にかかっていなかった筆者にとっては懐かしい。

【図1】インストーラ開始(Nマークが懐かしい)

インストール完了後にはWebブラウザが起動される(図2)。ページ更新などのボタンはあまり大きくないが、これでも大きいほうの設定だ。日本語のWebサイトにアクセスしてみたが、英語版とはいえ特に問題なく表示できた。また、IE、Firefox、Operaから各種設定をインポート可能にすることで、他のWebブラウザからの乗り換えをサポートしている。

【図2】インストール直後に起動されたブラウザ

ちなみに、起動時に表示されるスプラッシュ画像(図3)は、コンテストによって選ばれたMario Herbert氏のものが採用された。コンテストにエントリーされた他の画像はブログで確認できる。

【図3】スプラッシュ画像はコンテストで選ばれた