【レビュー】
「ZM-RS6F USB」は、アスクが販売するZalman製の5.1ch再生対応USBヘッドホンで、店頭価格は約1万円前後。この手のお手軽5.1chヘッドホンとしては中堅かやや上位の製品となる。本体は、ヘッドホン部と5.1chサウンドカードに相当するボックス部からなり、ボックス部をPCのUSB端子に接続して使用する。拡張カードの増設や複数本のケーブル配線なども不要で、ただUSBケーブル1本で繋ぐだけと、導入が簡単なことが特徴だ。
ヘッドホン部は、ブラックをベースにハウジングのカバーはシルバーというオーディオ器機らしいカラーリング。材質は主にプラスチック樹脂だろうか。せめてジョイントには耐久性の高いダイキャストなどを使って欲しかったところ。ヘッドバンドはかなり伸縮できる。
ハウジングは密閉型。イヤーパッドを外して内部構造を見てみると、中央に1基、そして見た目の特徴ともなっている前後の出っ張り部分にそれぞれ1基と、片耳で計3基、両耳で計6基のドライバーが搭載されていることがわかる。厳密に言えば5.1chではなく6.0chということになる。
片側に3つのドライバーユニットを搭載するという構造のためか、ヘッドホン部のみで実測314gという重量。通常ヘッドホンは200g前後が一般的で、100g台だと掛けてみて軽く感じる。300g超のZM-RS6F USBはやや重い部類なのだが、実際に掛けてみた感想としては長時間の視聴でもそれほど苦にはならなかった。また、イヤーパッドのフィット感も満足できるレベルだ。
ボックス部はそれなりの大きさ。しかし本格的な5.1chヘッドホンに付属するボックスと比較すればはるかに小さい。外観もシンプルで、通電のインジケーターとボリューム調節ボタンが+/-ひとつずつある他は入力端子も何も無い。ケーブルの着脱も不可なので、PC以外での活用は不可能と割り切るしかない。搭載されたチップはC-Media製のCM6206。ちなみに、このUSB Audioチップは8ch HDオーディオに対応している。
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