ちなみに最終日にはBoneTrail vs SkullTrailというベンチマークデモも行われた。構成は表1に示す通りで、SkullTrailが幾分(というか、かなり)豪華な構成である。この状態で3DMark06を行った結果をPhoto18~21に示すが、SkullTrailの威力をフルに発揮させるのはなかなか大変に見える。

表1
BoneTrail SkullTrail
Processor 45nm Quad Core
3GHz/1333MHz FSB 3.40GHz/1600MHz FSB×2
Motherboard BoneTrail SkullTrail
Memory Corsair CM3X1024-1333C9DHX×2 (DDR3-1333 1GB) Micron 2GB DDR2-800 CL5 FB-DIMM2×2
Video NVIDIA GeForcee 8800 GTX NVIDIA GeForcee 8800 GTX×2
HDD Seagate Barracuda 7200.10 320GB
OS Windows Vista Ultimate 32bit

Photo18:BoneTrailの結果はこちら。一切オーバークロック動作しない状態でこれは立派。

Photo19:SkullTrailの結果がこちら。CPU/GPUの数が倍で、しかもCPUの動作周波数が1割以上違っても、この程度しか向上しないとも言える。

Photo20:BoneTrailの詳細。それでもSM2.0やHDR/SM3.0では軒並み40fps以上をたたき出している訳で、これが劣っているとは言いがたい。

Photo21:SkullTrailの場合、大きく伸びているのはHDR1とCPU Scoreの結果のみ。後のテストは(掛けたコストに見合う)スコアとはいいにくい。

最終日の基調講演ではSkullTrail上でのLost Planetの動作デモも公開された(Movie01)が、タスクマネージャーの負荷をみれば分かるとおりCPU全体としての負荷は低いままであり、これをどう引き上げるかが今後の課題ということだろう。ただこれは別にSkullTrailだけではなく、AMDのFASN8などにも言える共通の課題ではあるのだろうが。

動画
Movie01 (WMV形式 36秒 1.40MB)