タカラトミーは、20日から『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の「綾波レイ」「惣流・アスカ・ラングレー」や『時空警察ヴェッカーシグナ』などをミクロマンの新シリーズとして発売する。今回はその詳細を確かめるべく、東京都葛飾区にあるタカラトミー本社にお邪魔させていただいた。

出迎えてくださった担当者に、まずは「ミクロアクションシリーズ ヱヴァンゲリヲン」のお話からうかがってみた。

――新劇場版の綾波レイと惣流・アスカ・ラングレーを商品化することになった経緯をうかがえますか。

「もともとウチでは、2年ほど前に『ミクロアクションシリーズ』ということで、すでに商品化してるんですね。そのときは、今回使用したレディver.2素体ではなく、旧バージョンのちょっとマッチョな女性素体をベースに使った『綾波レイ 制服Ver.』と『惣流・アスカ・ラングレー 私服Ver.』を発売したんです。その後、レディver.2素体を開発して、その第一弾の商品がレイとアスカの 『プラグスーツVer.』だったんです。つまり、『新世紀エヴァンゲリオン』の商品自体は、以前からやらせていただいてたんですが、『マッチョな素体だと必ずしもイメージどおりじゃないよね』という声もいただいていたので、その点もリベンジもしたいな、ということで『制服Ver.』を新しく作らせていただきたい、ということになったんですね」

ミクロアクションシリーズ ヱヴァンゲリヲン新劇場版 新劇場版公開記念プラグスーツセット。綾波とアスカがセットになっている。価格は3,675円
(C)カラー・GAINAX (C)1974-2007TOMY

――エヴァのキャラクター、きゃしゃですもんねえ。

「14歳ですからね(笑)。やっぱり旧バージョンの素体のほうは、どうしてもアクションを前提に作られた素体なので、がっちりしちゃってるんですよ。そういうお客様の声とか、僕らの中でもそういうのがあって、最初の『プラグスーツVer.』をやったところ、非常にお客様の評判も良くて、『エヴァ』のプラグスーツのもつ中性的な部分……男女を問わない細いラインのイメージというのをうまく再現することができて、我々も気に入ったものになったんです」