iPhoneのネイティブアプリケーションが公開された当初は、そのインストールは決して簡単なものではなかった。UNIXの知識が必須であったり、ターミナルでコマンドを実行する必要があった。しかし、最近ではGUIを使いインストールできるものがリリースされている。

紹介するMac OS X用の「AppTapp Installer」を利用すると、iPhoneにネイティブアプリケーションをインストールするためのマネージメントツール「Installer.app」を、GUIベースで導入できる。以下は、そのインストール手順だ。iPhone本体と、iPhoneと同期しているMac OS Xを用意してほしい。

(1) iPhoneを接続する

Mac OS XにiPhoneをUSBケーブルで接続する。

(2) iPhoneとiTunesの同期

iTunesを起動して、万が一に備えてiPhoneとiTunesを同期させておく。

(3) iPhoneのソフトウェアバージョンを確認

iTunes左ペインの[デバイス] - [iPhone]で表示される「概要」タブで、iPhoneの「ソフトウェアバージョン」を確認する。このソフトウェアバージョンは、あとで必要になるのでメモをしておこう(2007年9月9日時点における最新バージョンは1.0.2)。

iPhoneをiTunesと同期。iPhoneの「概要」タブに表示されるソフトウェアバージョンを確認する。このバージョン情報をインストール時にFirmware Versionに設定する

(4) iTunesを終了

iTunes のウィンドウを閉じるだけではなく、画面上部メニューから[iTunes] - [iTunesを終了]を選択して、iTunesを完全に終了させる。

iPhoneのデータをiTunesと同期し、iPhoneのソフトウェアバージョンを確認したら、iTunesを終了させる