【レポート】
松下電器産業は、世界自然保護基金(WWF)が推進する「黄海エコリージョン支援プロジェクト」を支援することでWWFと合意。今後7年間に渡り、1億7,000万円の資金を援助することを発表した。
これにより松下電器は、世界で2社目となるWWFインターナショナルのコーポレートサポーターとして、同プロジェクトを支援。生態系保全活動の意義とともに、同社が環境活動に積極的に取り組んでいる姿勢を、ロゴなどを使用しながら広く啓蒙していく考えだ。
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WWFジャパン 自然保護室 岡安直比室長 |
黄海エコリージョン支援プロジェクトは、黄海の海洋生態系の保全を目指すことを目的に、黄海、渤海、東シナ海の一部を含めた約46万平方キロメートルの海域を「黄海エコリージョン」と定め、日本の領域内の3カ所を含む、23の優先保全地域を対象に、生物多様性を維持するための活動を行う。
WWFジャパン自然保護室 岡安直比室長は、「2O02年からWWFジャパンは、黄海エコリージョン保全計画プログラムを開始し、2005年には日本、中国、韓国の30人の研究者の協力によって優先保全地域を特定した。このなかには、年間を通じて生物がいなくても、産卵のために保全する必要がある場所なども含まれている。また、そのエリアでの捕獲を完全に禁じるというものではなく、多様性を維持する範囲でどうすべきかを考えるものとなっている。これまでの活動は、地域を特定するという活動であり、今後は特定地域を保全するための具体的な活動フェーズに入る」とした。
2006年12月には、「黄海エコリージョン優先保全地域マップ」を発表。科学的知見から、広大な黄海エコリージョンにおいて、どこを優先的に保全すれば高い効果が得られるかを明らかにしている。
保全に向けた具体的活動とされる黄海エコリージョン支援プロジェクトでは、2007年から2010年までを啓発活動期として、保全地域に対する地域社会の関心を高めるほか、助成プロジェクトを立ち上げる。また、2010年から2013年にかけては、第2ステージとして地域社会による優先保全地域での保全モデルづくりを促進するフィールド活動期と位置づけ、なかでもモデル地域を2カ所選定して取り組む。第3ステージとなる2013年から2014年には、普及/広報活動期として、地域協働保全モデルを国際的な認知へとつなげる活動を行うという。
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