カナダのNew Brunswick大学の惑星宇宙科学センター(Planetary and Space Science Centre)の隕石衝突データベース(Earth Impact Database, 2006.)によると、隕石などが地球に衝突してできた地形として、現在174カ所が確認されている(6月14日時点)。次ページ以降では、この衝突跡をGoogle Earthで表示したものを、同センターの構造物の大きさリストに基づき、大きい順に並べている。

クレーターの中には、いかにもクレーターらしい地形を残しているものもあるが、湖になっているものや、写真をみただけはまったくわからないものもある。それぞれの画像は、構造物の直径が画面の中央付近に、だいたい画面の横の長さの3分の1程度になるように配置している。

クレーターの画像は、直系が画面の横幅3分の1強になるように表示している。ピンクの線が上記データベースを参照したクレーターの直系

これらのほとんどのクレーターの位置は、Google Earthのプライマリデータベースの「Geographic Web」にチェックをいれておくと、薄紫色の目印で表される。また、この目印をクリックするとWikipediaの情報を閲覧することができる。

左の「Geographic Web」にチェックをいれておくと、ほとんどのクレーターが薄紫色の目印で表される

クレーターによっては、近くに薄水色の目印がついているものもある。これをクリックすると、Google Earthのユーザーが登録した写真が閲覧できる(注: 薄紫の印も薄水色の印も、クレーターの情報のみではない)。

解像度の関係でGoogle Earthの画像からクレーターが確認できない場合でも、様々な画像や情報がGoogle Earthを通して手軽に楽しめるので、ぜひ、アクセスしてみよう。

また、クレーターのランドマーク集は、ThinkLemon.comが、前出のセンターを参照して作成したKMZをリリース(ダウンロード先はこちら)。上記の構造物の直径も、同社のKMZによる。

ThinkLemon.com社のKMZで172のクレータに楽々アクセスできる。ユーザーが登録した画像は、より高解像度で閲覧できる
クレーターの研究は、新しい研究によってそれまでの主力な見方が覆されることがあります。以下のリストは、参照したサイトの2007年3月14日更新版を元にしたものです。それ以前の情報を元にしたWebサイト、または、より新しいデータに基づくWebサイトなどとは異なる可能性があります。また、上記センターの位置情報と、Google Earthの目印とが異なる場合は、妥当に思われたほうを選びました(多くの場合、Google Earthの目印)。また、筆者は隕石構造物に何の知識も持ち合わせてないことを、最初にお断りしておきます。