【レポート】

Apple米国発表会 - 洗練されたデザインのiMac、iLifeと.Macのマリアージュ

1 ノートPCが売れる時代のデスクトップPC

    Yoichi Yamashita  [2007/08/08]

    米Appleは8月7日 (現地時間)、カリフォルニア州クパチーノの本社でプレスイベントを開催し、同社CEOのSteve Jobs氏が「iMac」の新モデルと「iLife '08」「iWork '08」、.Macのアップグレードなどを発表した。

    Appleが7月26日に発表した決算によると、2007年第3四半期(4~6月期)に同社は前年同期比33%増となる176万4000台のMacintoshを出荷した。四半期ベースでは過去最高を15万台以上も上回る記録となった。特にノートパソコンが好調で、これはPC業界全体の傾向でもある。その要因の1つとして、Jobs氏は"オール・イン・ワン"を挙げた。今回モデルチェンジが行われたiMacは、デスクトップパソコンでありながら、非常に早い時期から"オール・イン・ワン"でデザインされた製品である。その成熟されたスタイルは他の普及帯のデスクトップパソコンとは一線を画す雰囲気をそなえている。

    過去1年間のPC産業全体とMacの四半期ごとの成長率を比較

    オール・イン・ワンを追求するApple

    一般的なPCは周辺機器を装着するとケーブルでごちゃごちゃに……

    オール・イン・ワンのiMacはすっきり

    iMacの仕様や価格については既報の通り。最も大きな変更は、本体に酸化皮膜処理されたアルミニウムとガラスが採用された点だ。Jobs氏はアルミニウムについて、耐久性に優れ、"プロフェッショナル"な雰囲気を醸しだすとした。ガラスはキズがつきにくく、そして"エレガント"だという。さらに2つに共通するメリットとして"リサイクル可能"であることを強くアピールした。

    前面、ディスプレイの周囲に黒枠。Appleのロゴも黒

    背面も黒に。インタフェースはオーディオ入出力、USB 2.0×3、FireWire400×1、FireWire800×1、Gigabit Ethernet、ビデオ出力

    ディスプレイ上部にiSightカメラを装備。またFront Rowをサポートし、Apple Remoteが同梱される

    本体底部からネジを1本外すだけでメモリーの入れ替えが可能

    従来モデル(左)と新iMac(右)の薄さを比較

    20インチまたは24インチの大画面。みずみずしく豊かな色彩のクリアワイドスクリーンディスプレイ

    デザインが一新されたAppleキーボードは、MacBookと同じスタイルのキーが採用されている。2つのUSBポートを装備。ファンクションキー部分が変更され、メディアコントロールを行いやすくなった。

    従来のキーボードと薄さを比較

    MacBookと同じスタイルだが、タイプしてみるとMacBookのキーよりも押下感が若干強く感じられた

    Bluetooth接続のワイアレスキーボードはテンキーのないコンパクトデザイン。デザインコンセプトのモックアップかと思ってしまうほど小さい

    ワイアレスキーボードは電源に単三電池3本を使用。傾斜をつける部分に横から電池を入れる。電池寿命は最長9カ月

    Appleキーボードも素材に酸化皮膜処理されたアルミニウムが採用されており、新iMacのたたずまいにとけ込む。その独特の雰囲気についてJobs氏は、「コンシューマーは、よりハイエンドなコンシューマー製品になったと評価し、プロフェッショナルはさらにプロ向け製品に近づいたと見てくれる」と述べた。

    24インチは従来モデルの1999ドルよりも200ドル安。また17インチモデルがなくなり、20インチがローエンドとなったため、従来の20インチモデル(1499ドル)と比較すれば300ドル安となる

    クオリティを求めるコンシューマー、そしてプロフェッショナルからも受け入れられるデザインをアピール

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