【インタビュー】

『レミーのおいしいレストラン』公開直前 - 製作のルイス・ブラッド氏が語るレミーの魅力

    栗秋あや  [2007/07/27]

    7月28日(土)、『レミーのおいしいレストラン』がいよいよ公開される。この映画の舞台はレストラン、そして主人公はなんとネズミ。料理の才能に恵まれ、シェフになりたいという夢を持つレミーが、パリにたどり着いたところから物語は始まる。レストランのキッチンに足を踏み入れることさえままならないレミーだが、ひょんなことから落ちこぼれシェフ・リングイニと出会い、彼のピンチを救う。そして、「2人でパリいちばんのシェフになる」というとんでもないアイデアを思いつき、協力し合って数々の困難を乗り越えていくというファンタジーだ。フランス料理界を揺るがす前代未聞の"大事件"も起こって、物語は思わぬ方向へ……。

    ネズミのレミーは料理の天才

    公開を直前に控え、本作で製作を担当した、ブラッド・ルイス氏に話を聞いた。

    ――ずばり、見どころはどこでしょうか

    「なんといっても、レミーとリングイニの二人のやりとりの部分。これを楽しんでほしいね。映画の6割がキッチンのシーンなんだけど、料理が苦手なリングイニが周りの人々をだましながら、物理的、肉体的にドタバタするところがいちばんの見ものだよ。また、パリでシェフになる夢を追いかけるネズミのレミーのがんばる姿もね。レミーとリングイニ、この2人がゴールを目指して奮闘する様子をぜひ見てほしい」

    レミーグッズを手に満面の笑みのルイス氏は、『ファインディング・ニモ』なども手がけたヒットメーカーだ

    ――ネズミを主人公にするところで難しかったことは何ですか

    「レストランの調理場に、招かれざる存在のネズミがいるというところ。当初はレミーを人間のように2本足で歩かせていたんです。ネズミらしくならないように。しかし、ブラッド・バード監督がよりリアルに描きたいということで4本足の本来の姿になりました。物語が展開していくと、嗅覚がするどくて、料理がうまいので手を地面につけないという特徴が出てきます。このように人間の属性をもちはじめたレミーを視覚的に表現することができて、ストーリーテリングの要素ももったと思います」

    ――公開を控えた今の感想を聞かせてください。

    「この作品について、私はこれ以上ないほど満足しているんだ。自分の結婚や子供の誕生に匹敵するくらいにね(笑)。この2週間ほど有頂天になっていて、雲の上にいるような気分だよ」

    ブラッド氏はすでに販売中の数々のレミー・グッズを手に取り、ご満悦の様子。ピクサーの大ヒット作『ファイティング・ニモ』を例にとり、「たくさんのグッズを出しているけど、そうすることによって主人公のニモや作品自体に、より愛着をもってもらえるようになったんだ」と語った。レミーに関しては、「映画の世界観を出すことに気を遣ったね。画像を取りこんで作った商品が人気なんだ。このボウルなんて、ビューティフルだし、アーティスティックでしょう? いちばんかわいいのはこれ。あ、これはレミーじゃなく、エミールだったね(笑)」

    チキンの足に付けるポンポンをかぶったレミーが見られるのは日本版のポスターだけだという

    『レミーのおいしいレストラン』は7月28日(土)より全国ロードショー。

    (C)Disney/pixar

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