7月18日(水)~20日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて携帯電話やZigBeeなどの無線通信技術に関する展示会「ワイヤレスジャパン2007」が開催された。主催はリックテレコム。今回で12回目を迎えた今年の出展企業社数は178社、来場者は36,292人となった。

会場内のようす - 無線通信のハードウェアだけではなく、携帯電話向けのソフトウェアやWebコンテンツに関する展示も行われた

ZigBee評価キット「WISELINK-KitZ01」 - 沖電気工業

沖電気工業のブースでは、センサネットワークのための短距離無線通信規格である「ZigBee」とセンサ付RFID技術を統合した無線プラットフォーム「WISELINK(Wireless Sensor Network Link)」評価キット「WISELINK-KitZ01」が展示された。

同キットは、ZigBeeコーディネータ、ルータ、エンドデバイスが各1台、マニュアル、データをPC画面上で確認するためのGUIソフトなどが収録されたCD-ROM、ACアダプタとハードウェアとPCを接続するためのシリアル変換ケーブルで構成される。

ハードウェアには温度センサと加速度センサが内蔵されている。測定したデータはZigBeeによるネットワークを通じ、パソコンとシリアル接続したコーディネータへと送り出される。収集したデータは付属のCD-ROMに収録されたソフトウェアでトレンドグラフなどにして表示させることができる。エンドデバイスでは外部I/Oポート制御(デジタルポートのリード/ライトとアナログポートのリード)が可能である。

各ハードウェアは制御ファームウェアを変更することでコーディネータやルータ、エンドデバイスへと役割を変更させることが可能だという。

モータに取り付けられたセンサの情報を「WISELINK-KitZ01」を使って転送し、パソコン上に表示するデモのようす