望遠レンズをどれにするか? カメラと同じメーカー製の望遠レンズが手堅いところだが、それ以外のレンズもおもしろい。例えば望遠まで使える常用レンズなら、高倍率ズームの走りとして発売されているタムロン「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di」がある。コンパクトだが、APS-Cサイズの撮像素子を使うデジタル一眼レフなら、42-450mm相当という超望遠ズームレンズとして使用できる。450mmのテレ端(もっとも望遠側)では、開放F値は6.3と暗めだが、晴れた日などの明るいシーンなら問題ない。また、ボディ側に手ブレ補正機構を搭載したカメラなら、レンズに手ブレ補正がなくても大丈夫。超望遠の入門レンズとして買ってみるのもいいだろう。

また、レンズそのものを望遠に交換するのではなく、レンズに装着して使う「テレコンバーター(テレコン)」という選択肢もある。ただ、メーカー純正のテレコンは使用レンズが限定されている場合も多いため、ここではケンコーの汎用テレコンバーター「デジタルテレプラス」を挙げておく。元のレンズの焦点距離を1.5倍または2倍にできる。ただし、元のレンズがF4以上の明るさでないとオートフォーカスが動作しないなど、使い勝手が下がるので、それを頭に入れて使うようにしたい。理論的にはテレコンバーターを複数使えば焦点距離はさらに伸びるが、強度などに問題があるためメーカーは推奨していない。

28-300mmの焦点距離を持つロングズーム、タムロンの「AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di」

スポーツ撮影には望遠レンズが必須。
ニコンD70+Tamron AF28-300mm F
3.5-6.3
L+Fine(JPEG)
300mm(450mm相当)
シャッター優先AE(F6.3、1/250秒)
ISO200
オリジナル画像はこちら

ケンコーのテレコンバーター「デジタルテレプラスPRO300」。1.4倍と2倍がある。