2本目のレンズとしてもっとも一般的なのは、望遠レンズだろう。メーカーでも標準ズームレンズと50-200mm程度の望遠ズームをセットにした"ダブルズームキット"を販売しているほどで、それだけ望遠レンズを使って撮影する機会が多いということ。スポーツや野鳥の撮影はもちろん、運動会や学芸会、結婚式など、被写体に近寄れない場合は必須ともいえるレンズだ。

また、一眼レフならではの"ボケ"も望遠レンズの得意とするところ。明るいレンズと開放絞りで被写体を浮き上がらせ背景をきれいにボケかした一眼レフらしい写真が撮影できる。

望遠ズームレンズは200mm程度までのものが安価に購入できるが、せっかく望遠レンズを購入するなら300mmまでの焦点距離を持つ70-300mmクラスがオススメ。余裕をもって望遠が楽しめる。また、結婚式など屋内での撮影が多い場合、ボディ側に手ブレ補正機構を搭載していない場合は、若干値段は高くなるが手ブレ補正がついたレンズがやはり便利。望遠撮影では、遠くの被写体を拡大して撮影しているため、標準レンズでは気にならない程度の手ブレも大きくなってしまう。晴れた屋外などならシャッター速度も速くできるので問題は少ないが、屋内での撮影に使うなら手ブレ補正はあったほうがいいだろう。

背景をぼかすことで、被写体をより明確にできる。
ニコンD200+AF-S DX VR 18-200mm F3.5-5.6G
L+Fine(JPEG)
170mm(255mm相当)
プログラムAE(F5.6、1/320秒)
ISO400
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ニコンの手ブレ補正付き望遠ズームレンズ「AF-S VR Zoom Nikkor 70-300mm F4.5-5.6G」

キヤノンのコンパクトな望遠ズームレンズ「EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM」