先週に引き続き、Radeon HD 2600/2400シリーズで新製品が登場している。

2600 XTでGDDR3版が登場

すでにGDDR4搭載版は登場していたが、SAPPHIREから、Radeon HD 2600 XTでGDDR3メモリ(256MB)を搭載するバージョンも発売された。コアクロックは800MHzで変わらないが、メモリクロックは1400MHzと、GDDR4版の2200MHzからは遅くなっている。ただその分、価格は17,000円前後で、GDDR4版より4,000円程度安い。

SAPPHIREの2600 XT/GDDR3版

製品パッケージ

GDDR4版の基板はかなり長かったが、GDDR3版は2600 PROと同様のサイズ。出力はデュアルDVIで、DVI→HDMI、DVI→VGAの変換アダプタが付属する。

2400 XTも初登場

初めてRadeon HD 2400 XTを搭載するグラフィックカードがSAPPHIREから登場。コアクロックは700MHz、メモリクロックは1400MHzで、搭載メモリはGDDR3 256MB。基板のほとんどを覆う大型ヒートシンクにより、ファンレスを実現している。価格は12,000円前後だ。

SAPPHIREのRadeon HD 2400 XT搭載カード。出力はDVI+VGAで、HDMIの変換アダプタも付属する

GDDR4版2600 XTの新製品

人気のGDDR4版Radeon HD 2600 XTには、玄人志向の「RH2600XT-E256HW」とGeCUBEの「GC-HD2600XTG4-D3」が新登場。今のところ、GDDR4版2600 XTにはリファレンスデザイン以外の製品が登場しておらず、両製品ともこれまでと同じ。価格はTSUKUMO eX.にて、玄人志向が20,780円、GeCUBEが19,980円。

玄人志向の「RH2600XT-E256HW」

GeCUBEの「GC-HD2600XTG4-D3」

同ショップでは玄人志向製品の15%ポイント還元セールを実施中で、RH2600XTは実質17,000円台半ばで購入できることになる。このセールは月末まで実施する予定とのことだ。

ASUSからは独自ファンの2600 PRO

ASUSからは、Radeon HD 2600 PROを搭載する「EAH2600PRO/HTDP/256M」と、2400 PROの「EAH2400PRO/HTP/256M」が新発売となっている。搭載メモリはどちらもDDR2 256MB。

EAH2600PROは、同社独自の大型VGAクーラーを搭載。リファレンスデザインよりも高い冷却性能をアピールしている。しかしそのため2スロット厚になってしまっている点には注意。価格は16,000円前後。

ASUSの「EAH2600PRO/HTDP/256M」。独自ファンを搭載

ぱっと見、Zalmanにちょっと似た感じのファンが付属

一方のEAH2400PROはファンレスの製品。コアクロックは525MHz、メモリクロックは800MHz。出力はDVI+VGAで、HDCPにも対応している。価格は10,000円前後。

こちらは「EAH2400PRO/HTP/256M」。「0dB」とあるようにファンレスの製品