【レポート】

FreeBSD最新トピックス(7.0-RELEASEへの対応) - コードフリーズ、Apple MacBook対応、Linux 2.6系対応、PC-BSD 1.4ほか

The FreeBSD Projectは11日(協定世界時)、2007年第2四半期(4月~6月)状況報告を公開した。同報告から7.0-RELEASEにおいて実現される新機能を中心にいくつかトピックを紹介する。

7.0-RELEASE Code Freeze

2007年6月18日には、7.0-RELEASEへ向けたコードフリーズが行われている。7.0-RELEASEのスケジュールはまだ発表されていないが、ベータ版ビルドを7月末から8月頭にかけてまず提供していきたいとされている。6系の最新版となる6.3-RELEASEも7.0-RELEASEとほぼ同時期に実施される見通しだ。7月末ごろにはスケジュールリリースが公開される予定。

Apple MacBook対応

Apple MacBookにおいてFreeBSDを動作させる試みが続けられている。すでにFreeBSDはMacBookで動作するものの、いくつかの問題があることが知られているため、こうした問題を解決し、種々のドライバの開発、設定の対応作業などが進められているようだ。今のところ、タッチパッド、キーボード、リモート制御IRレシーバ、Bluetoothなどのドライバの開発や修正、再起動、システム終了、サスペンドレジュームなどに関する問題修正が進められている。

次世代FreeBSDインストーラ

次世代FreeBSDインストーラとして開発されているfinstallは、開発や調整が順調に進めば7.0-RELEASEにおいて登場することになりそうだ。少なくとも7系のいずれかのリリースにおいてfinstallの導入が実施される。ただし7系の間はfinstallは第二のインストーラという位置づけで、sysinstallを第一がインストーラと位置付けられる。最終的にはfinstallが第一インストーラとなり、finstallでサポートされていないアーキテクチャ用のインストーラとしてsysintallも保持されることになるだろう。

USBスタックの改善

この1年半ほどの間で、USBスタックにおける互換マクロの削除が進められてきた。これらマクロによってコードのチェックが困難になっており、問題調査を困難なものにしていた。これら互換マクロがほぼ削除されたほか、いくつかのバグが修正され若干ロバストになっている。これら作業によってUSBスタックのメンテナンスが容易になっている。またこれら変更は6系に対してもマージされる見通し。

現在取り組まれている作業には、多くのUSBデバイスがリストに追加されているためこれをマニュアルページに反映すること、ほかの*BSDにおけるusbdevsテーブルをマージすること、usbdevs(1)で使うツールとしてusbdevsパーサを作成することなどがあげられている。このほかPRをチェックしてデバイスIDをドライバに追加する作業を支援する作業要員が必要だとしており、またほかの*BSDとドライバリストを同期させていく必要があるだろうとしている。

新しいUSBスタック開発

この2007Q2で新しいUSBスタックの開発が進められてきた。ハイスピードUSBハブ経由で動作するフルスピードアイソクロナスデバイスが完全にサポートされたほか、Linux USB APIエミュレーションレイヤを経由したLinux USBデバイスドライバのフルサポートの提供などが実施されている。ただし、種々の理由からマキシマムアイソクロナスバンド幅は6MBit/sへ制限されている(バンド幅上限値は設定可能だ)。

これら新しいUSBスタックはまだコミットされていない。興味があるデベロッパやアドバンスドユーザはUSB perforceツリーからコードを取得して試してみるといいだろう。

Linuxバイナリ互換機能アップグレード

Linuxバイナリ互換機能をLinuxカーネル 2.6系に対応させる作業は依然として開発段階にある。当面の作業はfutexes、*at syscalls、epoll/inotifyの開発を完了させることにあるようだ。すでにいくつかの成果物は7-CURRENTへマージされており、7.0-RELEASEで使えるようになる。開発済みでまだマージされていない成果物もあり、同じく7.0-RELEASEまでにマージしたいとされている。

freebsd-update(8) Gnomeフロントエンド

FreeBSDバイナリアップデート機能を提供するfreebsd-update(8)に対するGnomeフロントエンドの開発が進められている。Gtk+/Gnomeを活用して開発されているインタフェースで、バックエンドと通信することで動作する。バックエンドとのやりとりはXMLプロトコルを使って実施される。

Ports Collection

Ports Collectionの総数が17,300を越えた。また、この2007Q2において新たに7人のコミッタが誕生している。Q2におけるもっとも注目すべきコミットは、X.Orgが6.9から7.2へとアップグレードされたことだ。同アップグレードでX.Org関連のportsが大幅に改善されたほか、インストールパスも/usr/X11R6/から/usr/local/へと変更されている。Gnomeも2.18.3へ更新されている。また7-CURRENTのコンパイラがGCC 4.2へ移行したことでいくつかのportsがビルドできなくなったため、随時対応作業が進められている。

PC-BSD 1.4

FreeBSDベースのデスクトップOSであるPC-BSDの次期最新版はPC-BSD 1.4。KDE 3.5.7が同梱されるほか、Beryl、Flashプラグイン、Intelワイヤレス対応、Nvidiaドライバなど注目のアプリケーションが同梱されることになる。そのほかWi-Fiをサポートしたネットワークマネージャ、コンポーネントの追加削除機能、PFに対するファイアウォール管理機能、X.Orgディスプレイセットアップウィザードなどが実現されているようだ。

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