地球温暖化防止を訴える世界規模の音楽イベント『LIVE EARTH』が7月7日に世界各都市で行われた。日本では東京と京都の2カ所で開催。その東京会場となった幕張メッセでのライヴの模様をレポートする。

『LIVE EARTH』は、地球温暖化防止を訴えるため、元米副大統領アル・ゴア氏と"LIVE8"でエミー賞を受賞したケヴィン・ウォールが中心となり発足したグローバル・キャンペーン・プロジェクト"SOS-SAVE OUR SELEVES(自分自身を救え)"が最初に手掛ける、巨大イベント。世界8カ国・9都市で22時間に渡って行われたスペシャル・コンサートでは、150人以上もの世界のトップミュージシャンが団結、地球温暖化防止を呼び掛けるメッセージを音楽と共に投げ掛けた。

『不都合な真実』を著したアル・ゴア氏が地球の危機を訴える

元気ロケッツ

東京公演の会場となった幕張メッセでは、"宇宙で生まれ育った30年後の17歳・Lumi"を中心とした「音と映像」が一体化した謎のオーディオ&ビジュアル・ユニット『元気ロケッツ』をオープニング・アクトにスタート。光のスポットに囲まれて歌う彼女の不思議な歌声は、未来の地球からのメッセージを届けてくれているようで、このイベントに相応しい幕開けとなった。

まだ地球に降り立ったことがない、と言う設定のLumi。中空で歌う姿は未来からどんなメッセージを投げ掛けるのだろう?

RIZE

続いて登場したのは、骨太のサウンドが定評のRIZE。

1曲目は『神』。初っ端からパワー全開で、MC&GuiterのJESSEが会場を煽る。『American Hero』『MORAL』を歌い終わるころには、滴る汗が遠目からも見えるほどのヒートぶり。「こんな商売してるので、電気使っちゃうけど……」とこのイベントに参加出来る喜びを語るJESSEの「皆の力で素敵な地球になることを信じています。そしてhideさん、あなたも信じてると思います」の言葉で『ピンクスパイダー』のカバーに突入。

エコへはどんな取り組みを? の質問に「トイレの流す水は大・小を使い分けてます」と答えたRIZE

会場の熱も一気に上がったところで強烈なギターリフが体を揺さぶる『heiwa』、さらに「俺らが今いる時代って爺ちゃんたちが戦争して作ってくれた時代で、そう言う時代ってオモシロくね? 楽しくね? そんな時代を次の世代のために作っていくヤツのために……歌う」とのMCで『Stand up』、そして『FAR EASTERN TRIBE』で怒涛のステージは終わった。

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