自動車リサイクル料

2005年1月1日より本格施行されたリサイクル法に基づき、クルマの解体(シュレッダーダスト処分)や、エアコンのフロンガス回収、エアバッグ処理など、解体処理費用をユーザーが支払う制度ができました。リサイクル料は車種やエアコン、エアバッグの装備数によっても異なり、料金は普通乗用車(エアバッグ類4個、エアコンあり)で10,000~18,000円程度、軽・小型乗用車で7,000~16,000円程度です。詳しくは各メーカーのホームページを参照してください。また、この制度が始まる前に購入したクルマは、車検時にリサイクル料の支払いが求められます。

リサイクル料は預託金の形を取っています(税金ではない)。つまり新車・中古車の購入時にリサイクル料を支払いますが、そのクルマを売却した場合にはそれが返還されます。ただし最初の所有者だけは「資金管理料金」が加えられているため、その分を引いた金額の返還になります。

バイクについては自動車リサイクルの対象外となっています。その代わり、国内二輪メーカー・輸入業者の自主取組みによる「二輪車リサイクルシステム」が行なわれています。国産車の場合、2004年10月以降に販売された車両は、新車価格にリサイクル料が含まれており、指定窓口へ持ち込めば無料でリサイクル(破棄)が可能になります。リサイクル料が払われているかどうかはリサイクルマークで判断できます(センターで車体番号も管理しているため、シールだけでは不可)。また未加入の車両でも、ほとんどは途中加入が可能です。リサイクル料金はメーカー・輸入業者によって異なりますが、4,120~6,800円になります。クルマのような預託金システムは採られていません。

財団法人 自動車リサイクル促進センター

車庫証明法定費用

車庫証明は自動車登録に必須の書類なので、これがないと登録できません。法定費用というのは車庫証明の申請に必要な印紙代で、普通自動車で2,600円です。軽自動車は届け出だけで終了するため、500円ですみます。車庫証明は自分で取得することも可能で、最寄りの警察署に申請すると、1週間程度で必要な書類ができ上がります。でき上がりはハガキで通知されることが多いようですが、事前に来署日を指定される場合もあります。

車庫証明を申請するためには、駐車場所有者の使用許可証(日付の入った賃貸契約書でも可)が別途必要となります。なお、車庫証明の申請には購入するクルマの車体番号(ナンバー)、保管場所の簡単な地図と、保管場所の配置図(縦横の長さ、隣接する道路の幅を記入)を記入する必要があります。駐車場の所在地は、インターネットなどの地図を印刷して所在地を記入することもできます。バイクの場合は車庫証明不要です。

自賠責保険

車検取得時に必ず必要となる保険で、強制保険ともいいます。中古車で前オーナーの自賠責が残っている場合はそのまま使用できます。名義変更も不要です。「検2年付き」と表示されている車両は、新たに車検を取り直すという意味ですので、新規に自賠責が必要になります。保険についての詳細は別途「自動車保険」を参照してください。

任意保険

法的な強制力を持たないために任意保険といいますが、いまや任意保険も必須と考えましょう。人身事故などの場合、自賠責保険だけではまかないきれません。補償額は契約によって異なり、内容は大きく分けてほかのクルマや物にぶつけてしまった時に補償される「対物保険」、人身事故のための「対人保険」、自分のクルマに対する「車体保険」の3種類が中心です。