【レポート】

地上解像度1mの高解像度衛星写真を操る「Google Earth & Railway」

3 申し分ない操作性だが、気になる点は…

はなおかたかこ  [2007/06/28]

さて、実際に「Google Earth & Railway」を触ってみた感想だが、予想どおり、非常に精巧でスピードも快適だ。衛星写真の情報は非常に正確なので、国土地理院の2万5,000分の1の縮尺の地図ではズレが生じてしまうが、これは致し方ないだろう。むしろ嬉しい悲鳴では?

とくにJR東日本の線路については、当然ながらパーフェクトな状態で提供される。「Google Earth & Railway」では、JRの路線図は白線で表現されているが、これは線路1本1本の中心線に合わせてデータを構築しているため、本数はもちろん、位置に至るまでまったくズレがないのだ。トンネル部分はオレンジで表現されており、伊豆方面など山の多い地域はもちろん、東京駅近辺の線路の位置関係も一目で把握できる。企業秘密と言っていいほど詳細な線路データがGoogle Earth上で再現されるのは、見た目にも美しく、爽快だ。

気になったのは、新幹線の路線図が未完であること。東海道新幹線はJR東海の業務範囲であるため、その部分がポッカリと抜けてしまっているのだ。非常に残念。いずれ、JR各社との連携で完成する日を楽しみにしたい。

もうひとつ、衛星写真の混在が気になるが、こちらは致し方ないところ。現在、主要部は解像度1mのイコノス衛星画像、それ以外の山間部は15mのNaturalVue日本全国版が使用されている。衛星写真は縦長の帯状で撮影されており、その帯の幅は1本あたり20km。南北へ帯状に撮ったデータの中で天気がいい状態のものを貼り付けている。しかし、地上解像度15mの部分は濃い緑の画像にとどまり、詳細がわからない。当然ながら、イコノス衛星画像が鮮明に見える尺度に近づくと、それ以外の部分はボヤけてしまう。いいものが隣り合わせゆえの贅沢なストレスとはいえ、解消される日を楽しみに待ちたいものだ。その部分にイコノス衛星画像を取り入れると、ハイキングコースなどもリアル確認できるようになるだろうから、それも楽しみだ。

八ヶ岳付近から富士山を望んだところ。ところどころ緑の部分の濃淡に差があることがわかるが、これは衛星写真の混在のため。山間部のデータを完璧に揃えるのはまだ難しい

崖くずれなどが起きやすい地帯を線路平面図と組み合わせることで防災計画に役立てることが可能になる。見た目にもわかりやすい

関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

    求人情報

    人気記事

    一覧

    イチオシ記事

    新着記事

    特別企画

    一覧

    転職ノウハウ

    あなたの仕事適性診断
    あなたの仕事適性診断

    4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

    Heroes File ~挑戦者たち~
    Heroes File ~挑戦者たち~

    働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

    はじめての転職診断
    はじめての転職診断

    あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

    転職Q&A
    転職Q&A

    転職に必要な情報が収集できます

    スカウト転職する
    スカウト転職する

    企業からアプローチのメッセージが届きます。