ほかのアプリケーションも使ってみよう。「eyeNav」(図8)はブラウザソフトだ。ブラウザの中で動くブラウザということになる。これは、今のところURLを入力してWebページを表示させるだけの単純な機能しかもっていないが、WebOSならではの独自の機能が今後追加されるかどうかを見守りたい。

図8 ブラウザの中で動くブラウザ「eyeNav」

「eyeChess」(図9)はチェスのゲームだ。筆者はまったく不得手なので、デフォルトの中レベルでもすぐ負けてしまうのだが、「Undo」をクリックすれば「待った」をかけられる(1手前に戻せる)ので、打つ手を考え直すこともできる。その代わり、Undoの記録が画面右に残ってしまうので注意しよう。

図9 「待った!」(Undo)ができるチェス「eyeChess」

タスクバーから「Public」を起動すると、図10のようにeyeOSユーザーに公開されているデータがアイコンで表示されるが、筆者の環境では画像以外を閲覧することはできなかった。こうしたところも今後の改善が望まれる。

図10 「eyeGroups」で公開されているデータ

eyeOSは、日本語の対応に関してはそれほど気になることは無かったが、レスポンスや操作性に関してはまだ課題があるように感じた。しかしこれらが改善されれば、やがて一目置かれる存在になる可能性は十分にある。前述した以外にも、図11に示すように多数のアプリケーションが付属しているので、試してみてはいかがだろうか。

図11 アプリケーション一覧