Oracle JDeveloperに最新版登場!

先日サンフランシスコで開催されたJavaOne 2007にあわせて「Oracle JDeveloper 11g」のプレビュー版が公開された。JDeveloperはOracleが提供する無償のJava言語向け統合開発環境で、最新版の11gは久々のメジャーバージョンアップとあって、IDE全体に渡ってさまざまな機能強化や改善が行われている。

JDeveloper 11gのプレビュー版はOracleのWebサイトから無償でダウンロードすることができる。本稿ではこのプレビュー版を用い、前バージョンである10gとの使い勝手を比較する。なお、本稿の内容はあくまでプレビュー版に基づくものであり、 JDeveloperの正式リリース版とは異なる可能性がある点について、あらかじめご了承いただきたい。

一新されたユーザインタフェース

ルック&フィールのテーマが新しくなり、全体的な印象が一新された。ユーザインタフェースも大きく改善されており、とくにプロジェクトを管理する「Application Navigator」ビューはアコーディオン式のインタフェースとなり、必要な情報に簡単にアクセスできるようになった。

図1 JDeveloper 11g

また、コンポーネントパレットやプロパティシートにはインクリメンタルサーチを行うための検索窓が追加されており、豊富なコンポーネントやプロパティの中から目的の項目を探すことが容易になっている。