【レポート】

すべてのサーバで64ビット対応へ、Windows Server 2008は拡張能と信頼性に注目

1 Windows Server 2008の派生製品、「Cougar」と「Centro」

    Junya Suzuki  [2007/05/21]

    5月15~17日の3日間にわたり米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されているMicrosoftのハードウェア技術者向けカンファレンス「WinHEC 2007」。そのメインテーマの1つはWindows Vistaだが、同社は次なる新製品「Windows Server 2008」のリリースに向けてすでに準備を進めており、WinHEC開催2日目にあたる5月16日は、朝のキーノートセッションからほぼ終日にわたりサーバ関連の技術セッションが開催された。

    従来まで「Windows Server "Longhorn"」の開発コード名で知られていた「Windows Server 2008」は、その正式名称がWinHEC初日のBill Gates氏のキーノートで発表された。約4年前にリリースされた前バージョンのWindows Server 2003では、.NET Framework対応が主なテーマだったのに対し、Windows Server 2008ではより高いスケーラビリティと信頼性を備えたサーバOSを目指したものとなる。代表的な機能としては、Gates氏のキーノートでも紹介されたポリシーベースのアクセス制御のほか、ダイナミック・パーティショニング機能によるリアルタイムでのリソース割り当て、クラッシュ防止やメモリ空間のランダム・アロケーションなどが挙げられる。地味ながら頼もしい味方になりそうだ。

    現在Windows Server 2008はベータ3版の提供が開始されたばかりで、2007年末の製品版リリースに向けて広範なテストと検証が続けられている。2日目にキーノートを行った米MicrosoftのWindows Server部門ゼネラルマネージャのBill Laing氏は品質優先の意向を明らかにし、2007年内のリリースを目指しつつも、テストの進行具合によってはリリースが2008年までずれ込む可能性も示唆している。また2008年には基本セットのWindows Server 2008に加え、小規模環境向けの「Cougar(開発コード名)」、中規模環境向けの「Centro(開発コード名)」といった派生品も順に登場することとなる。これらは、従来までSmall Business Serverと呼ばれていた製品の後継に当たる。

    紹介されたWindows Serverのセキュリティ機能のデモ。ポリシーに合致しない状態のクライアントへの接続を拒否する

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