【レポート】

ホテル西洋 銀座、20周年記念としてフレンチと歌舞伎のコラボイベントを開催

    佐藤望  [2007/05/21]

    ホテル西洋 銀座は18日、宴会場「サロン ラ ロンドにて」歌舞伎役者である市川右近氏による舞の上演とバンケットシェフ山口拓哉氏の特別フレンチコースを提供するイベント「五月の和心フレンチ~市川右近を迎えて」を開催した。

    同イベントは今年3月2日にホテル創業20周年を迎えたことを記念したもので、80名限定で募集。「市川右近さんとの歓談もできるので、ファンの方からのご応募は早い段階でありました」とPRマネージャーの田淵氏は語る。

    イベントはホテル総支配人のロイドS.ナカノ氏による挨拶の後、参加者一同で乾杯。その後、市川右近氏による舞が上演された。演目は「三番叟(さんばそう)物」として歌舞伎舞踊の1ジャンルを形成され、お目でたいものとされている「三番叟」。間近でみる市川右近氏による舞の迫力は、参加者たちが息を飲むほどだった。

    ホテル西洋 銀座総支配人のロイドS.ナカノ氏。総支配人に就任して7年目となる

    迫力のある市川右近氏の舞「三番叟」

    市川右近氏の舞の後は、料理を担当している同ホテルバンケットシェフの山口拓哉氏が料理のコンセプトを説明。フランス料理ではあるが、食器類に漆器を用意し、フォークとナイフは極力使用せず、箸を用いるなど「和」の趣を取り入れたという。また食材も日本産を使用し、懐石料理の形式をモチーフにしたコース料理のこだわりについて解説した。コース料理は、他では食すことができない今回のイベントのために特別に用意されたものとなる。

    ホテル西洋 銀座でバンケットシェフを努める山口拓哉氏。今回のコースのイメージを作るために、歌舞伎を実際に見に行ったという

    膳菜 幻の魚「イトウ」の燻製。イトウは青森県白神山地のもの

    お椀替り 富貴寄せ茶碗むし 冷たく供して。ウニ、アワビ、いくら、キャビアなど高級食品が使用されたまさに百花繚乱の一品

    お造り 本鮪づけ アボガド 完熟トマト。付け醤油で和えているが、アボガドのムースと完熟トマトのジュースで仕上げ、さっぱりとした口当たりになっている

    御飯 たけのこ 西洋松露 雑炊。金沢県産のたけのこと新潟県のコシヒカリに黒トリフュで香りをつけ、リゾット風に仕上げている

    焼物替り 赤座海老巻揚 梅肉タルタル。赤座海老はカタイフという皮で揚げ、梅肉のタルタルソールで食す

    お口直し氷菓 わさび風味。ピリッとしたわさびが新鮮

    焚合 黒毛和牛フィレ肉 大根旨煮 フォアグラ 九条ねぎ。群馬県産の黒毛和牛とフォアグラが贅沢な味わいに

    右は水菓子 和三盆アイス黒胡麻前餅 マスクメロンスープ仕立て。静岡県産のマスクメロンはアイスとの相性がバッチリ。左は茶菓子 抹茶・しょうが マドレーヌ。食べやすく上品なサイズ  

    食事中、市川右近氏は参加者のテーブルを回り、ファンとの記念撮影や歓談を行った。また食事の締めくくりとなるデザートとお茶の時間には、市川右近氏によるトークショーが行われ、幼少の頃の写真などを持参し、稽古の思い出などを語った。

    トークショーの風景。幼少の頃の自分や演目の思い出を語る

    スライドショーでは自ら持参した写真などが上映された

    約2時間にわたるイベントは、市川右近氏が参加者を見送くる形で終了となった。お土産には同氏のサインも同梱されていた。同ホテルはこのほか、今後もさまざまな20周年記念イベントを開催する予定としている。

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