【インタビュー】

「Windows、LinuxからOS Xへ」は大きな流れ - Apple ロン・オカモト氏

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米Apple デベロッパリレーションズ担当副社長、ロン・オカモト(Ron Okamoto)氏

6月11日(米国時間)から5日間、Appleの開発者向けイベント「Apple Worldwide Developers Conference 2007」(WWDC 2007)がサンフランシスコのMoscone Westにおいて開催される。3月19日には詳細なセッション内容が公開され、今月1日には従来通りスティーブ・ジョブズ氏の基調講演により開幕されることも明らかになった。

次期OSたるLeopard出荷を10月にひかえ、WWDC 2007はどのようなイベントとなるのか、米Apple デベロッパリレーションズ担当副社長、ロン・オカモト(Ron Okamoto)氏にお話を伺った。

-- WWDC 2007の話題の中心を教えてもらえますか?

オカモト: WWDC 2007には、3つの目玉があります。

1つは、Leopard。昨年に比べ今年はさらに詳しく、「Leopard App」(Leopardに対応したアプリケーション)を作ることを主眼においた(コンセプトの)説明をします。我々のエンジニアと実際に会って話をしていただくことで、アプリケーション作成のお手伝い(help)しなればと考えています。またそのためにも、開発者の皆さんが持ち帰って最終テストを行なえるようにLeopardのβ版を配付します。

キーコンセプトは2つあります。1つは、今年のカンファレンスでは、(現時点で)リリースに一番近い最新版のLeopard β版に実際に触れてもらう機会を用意することです。もう1つは、皆さんの(アプリケーションを開発するという)作業を継続していただくことです。現在多くの方が、昨年のWWDCの情報を元にLeopard対応を進めているため、これによってその作業を一層進展していただきます。

他プラットホームからの新しい開発者への情報提供

次の目玉が、他のプラットホームからの新しい開発者へ提供するセッションです。今日、多くの開発者がMac OS Xの世界へ参加しつつあります。オープンソース系の開発者、そしてWindowsの開発者です。

我々は7~8カ月、tech talk(というセッション)を設けてきました。全世界で数千人の開発者がこのtech talkに参加しましたが、そのうち2/3が、そうした新しい開発者だったのです。

「Windows、LinuxからMac OS Xへ」という流れは、いま大きなニーズなのです。

我々は、そうした新しい開発者に向けたセッションを用意します。もちろんそれは、すでにMac OS Xの開発をしている人にも役に立つでしょう。

具体的には2つのことを提供します。1つは、イマージョンマンデー(Immersion Monday)です。WWDCではMac OS Xに関する数百の詳細なセッションが用意されていますが、まず月曜に手引きとなる説明を行います。イマージョンマンデーでMac OS Xの概要をつかんでいただき、他の日のセッションで深めていただくのです。もちろん、イマージョンマンデーは現在の開発者にとっても、知識の復習となるので有益です。

2つ目が、新しい開発者に向けた豊富なセッション、特にハンズオンラボです。ハンズオンラボではAppleのエンジニアが常駐し、実際に動作するMac OS Xも多数用意しています。新しい開発者はもちろん、これまでの開発者も自由に自分のコードを試して、自由に我々のエンジニアに質問できます。

「Contents & Media」トラック

そして3つめの目玉が、「Contents & Media」です。WWDCのセッションは、カーネルやドライバについてならOS Foundation、開発ツールや手法についてならDevelopementなど分野ごとに「トラック」に分けており、WWDC 2007での新たなトラックがContents & Mediaとなります。

ビデオクリップや画像を扱うアプリケーションは、これまで数多く開発されております。昨今では、それらをデータとして扱うだけではなく、ユーザーエクスペリエンスを高めるためのコアとして利用するようになってきています。そうしたリッチメディアへのアクセスをアプリケーションに組み込み、より豊かなユーザーエクスペリエンスを実現していただくためのセッションをContents & Mediaでは用意します。

もちろん、そうしたアプリケーション開発だけではありません。クリエイターが作り出したコンテンツを、どうやって配布していくか、iPodやApple TVといった製品とどう歩調をとるかといったことに関するベストプラクティスも提供します。

Contents & Mediaのセッションがどういったものか、具体体を2つ挙げてみましょう。Leopardでは、より素早く力強いリッチメディアへのアクセスを実現します。そこで開発者には、自らのメディアへのアクセスを提供、プラグインする手法を説明します。それによって、Mac OS Xに統合されたユーザーエクスペリエンスを実現することが可能になるでしょう。

もう1つの例がPodcastです。クリエイターがPodcastをより活用するためのToolを紹介します。これによってiTunes、iPod、Apple TVといった製品へよりよいコンテンツの提供が可能になるでしょう。

Contents & Mediaでは、こうしたメディアを扱う新しい方法を提供します。それらを合わせることで、エンドユーザへの大きなメリットとなることを期待しています。

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インデックス

目次
(1) Mac OS X Leopard最新β
(2) Apple TVとContents & Media
(3) Linux / Windowsの開発者とMac OS X

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