【レポート】

コンテナ型データセンター「Project Blackbox」をJavaOne 2007で見学する

1 輸送コンテナに詰まったデータセンター

    杉山貴章  [2007/05/11]

    カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone Centerでは8日(現地時間)より4日間にわたってSun Microsystems主催の2007 JavaOne Conferenceが開催されている。そのJavaOne会場に設置されたパビリオンにおいて、ひときわ目を引くのが昨年10月にSunが発表した「Project Blackbox」である。

    Blackboxは輸送コンテナの中にサーバやストレージ、ネットワーク機器、空調設備や水冷装置などを詰め込んだ、移動可能な小型データセンターである。"外枠"となるコンテナのサイズは、トラックや船舶による輸送で使われるコンテナとまったく同じだという。したがって、この小型データセンターをそのまま一般の運送用トラックなどに載せて移動させることができてしまうらしい。

    このようなものを開発するに至った理由として、Project BlackboxのSr. Product Managerを務めるMaurice Cloutier氏は「もともとは小さなスペースで稼働するデータセンターに対するニーズがあった。そこでSunでは、単に小さなものを作るのではなく、データセンターそのものをコンテナに詰め込んでパッケージングしてしまうという方法を考えた。コンテナにはすでにグローバルなインフラがあるため、これを利用してデータセンターそのものを移動できれば、デプロイメントにかかる期間を大幅に短縮できる」と語る。

    通常、頑健でセキュアなデータセンターを新たに造るには建物の設計からスタートして数年の月日を必要とする。SunのBlackboxは、注文を受け手から3カ月以内での提供が可能になる見込みだという。新たに建物を造る必要はなく、Sunの社内で環境を整えてそれを船やトラックによって運ぶだけでいいからだ。

    Blackboxの外観はまさしくコンテナそのもの。大きさは20フィート(約6.1メートル)×8フィート(約2.4メートル)×8.2フィート(約2.5メートル)で、これは輸送用コンテナとまったく同じ規格だという。重さはフルカスタマイズ状態で約20,000ポンド(9,072kg)になる。

    Blackboxの外観 - まさしくコンテナそのもの

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