【インタビュー】

Tim Bray氏が語る次世代Webテクノロジ - JavaOne 2007

1 すべてのものを"Publish"?

    杉山貴章  [2007/05/08]

    Tim Bray氏

    8日から11日(現地時間)までの4日間、カリフォルニア州サンフランシスコのMoscone CenterにおいてSun Microsystems主催の2007 JavaOne Conferenceが開催される。1996年に第1回が開催されて以来、San Franciscoで行われるJavaOne Conferenceは世界最大のJavaの祭典として毎年恒例のイベントとなっている。

    開幕前日にあたる7日には、NetBeansやOpenJDK、Glassfishなどを始めとするオープンソース系の開発者が集まるコミュニティイベント「CommunityOne」がJavaOneの前夜祭的位置付けで開催されており、Moscone Centerはすでに多くの開発者で賑わっている。その会場の片隅において、XMLの第一人者として知られるSun MicrosystemsのTim Bray氏に対する日本プレス陣によるインタビューが行われた。同氏は現在、SunにおいてWebテクノロジーズディレクターとしてWeb関連技術の仕様策定や開発に携わっているが、その中でもに3つのプロジェクトに力を注いでいるという。

    Atom

    1つめがWeb上のコンテンツ配信を行うためのXMLフォーマットであるAtomの仕様策定だ。同氏によれば、Atomプロジェクトの要点は主に以下の2点にあるという。

    • RSS(RDF Site Summary)のクリーンアップ
    • APP(Atom Publishing Protocol)の策定

    RSSはWebサイト上のコンテンツの更新情報を配信するためのXML文書フォーマットの総称で、現在ではブログやニュースサイトなどをはじめとして広く利用されている。AtomはこのRSSの流れを汲み、さまざまなメタデータの流通方法として利用可能な、より拡張性の高いフォーマットを提供する。これはAtom Syndication Formatと呼ばれているもので、2006年にRFC4287として最終仕様が公開された。

    一方、APPはWeb上のコンテンツを編集するためのHTTPベースの通信プロトコルである。APPはRESTスタイルに準拠しており、前述のAtom Syndication FormatをベースとしたXML文書によって通信を行う。これを利用することでデスクトップアプリケーションだけでなく携帯電話などのモバイル機器、デジタルカメラなどから直接Webコンテンツの編集を行うことが可能になる。

    Atomが目指すのはコンテンツをより容易にWeb上に公開できるようにすることである。「我々の夢はすべてのものにボタンを付けて"Publish"できるようにすることだ」Tim Bray氏はこのように語る。

    関連したタグ

    新着記事

    特設サイトの情報

      求人情報

      人気記事

      一覧

      イチオシ記事

      新着記事

      特別企画

      転職ノウハウ

      あなたの仕事適性診断

      4つの診断で、自分の適性を見つめなおそう!

      Heroes File ~挑戦者たち~

      働くこと・挑戦し続けることへの思いを綴ったインタビュー

      はじめての転職診断

      あなたにピッタリのアドバイスを読むことができます。

      転職Q&A

      転職に必要な情報が収集できます

      スカウト転職する

      企業からアプローチのメッセージが届きます。

      マイナビニュースマガジン