六本木ヒルズ・森タワー52階の森アーツセンターギャラリーにおいて、4月12日より「スパイダーマン展」が開催されている。この展覧会では、映画『スパイダーマン』シリーズで実際に使用された、コスチュームや小道具、コンセプトアートなど、貴重な150点以上のアイテムを展示。5月1日に世界に先駆けて封切られる最新作『スパイダーマン3』の日本公開を記念して、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの全面協力で実現した。
ハリウッドの大作映画に関する展覧会が、新作公開のタイミングで行われるのは異例のことで、映画『スパイダーマン』シリーズの関連アイテムが一挙に展示される機会としても世界初だという。摩天楼を飛び回るスパイダーマンの世界を、高層ビルの六本木ヒルズ・森タワーで堪能してみてはいかがだろうか。『スパイダーマン3』の前売券または鑑賞券の半券を提示することで、一般で200円の割引となる。会期は5月20日までで、開場時間は10時~20時(入館は19時半まで)。入館料は一般が1,300円、高・大生が1,000円、4歳~中学生は500円となっている。
以下、「どうしても気になる!」または「会場まで行けない!」という方のために、写真で見どころを紹介していこう。
こちらが撮影に使用された本物のスパイダーマン・スーツ! 来日したハリウッドの制作スタッフ自らがポーズを調整しており、再現度は完璧。スーツを装着するマネキンも特注のものが使われている。ライティングにも工夫が凝らされ、天井にもスパイダーマンが! |
スパイダーマンの普段の顔、ピーターに関する小道具もすべて本物。教科書、バイト先の宅配ピザの箱など実にマニア泣かせ。右手前の指輪は『3』の重要なシーンに登場 |
映画のイメージを固めるために描かれるコンセプトアートも数多く展示。左側の絵はマスクが破れるシーンでの検討用として様々なパターンを起こしたもの |
劇中では一瞬しか映らない新聞記事も細かく作りこまれている。左側は『2』でスパイダーマンの復活を報じる記事。右は『3』でサンドマンに打ちのめされたスパイダーマン |
ヒロイン、メリー・ジェーンの衣装も、演じたキルスティン・ダンストが実際に撮影でまとったもの。左側の3点が『3』で登場するものとなっている |
2番目のフロアは「ハリーと2人のゴブリン」。『1』の宿敵、グリーン・ゴブリンと『3』で登場する2代目のニュー・ゴブリンに関するものがまとめられている |
『1』でスパイダーマンとの大空中戦を演じたグリーン・ゴブリンのグライダー。写真ではわからないがスリ傷などもあり、撮影時の激しいアクションを物語っている |
ニュー・ゴブリンと化したハリー・オズボーンの胸像。準備段階でコスチューム検討用に作られたものだが、展示に際してスタッフが実際にメイクを施しており、限りなくリアル |
『2』の強敵、ドクター・オクトパスと『3』で初登場となるサンドマンのフロア。どちらも個性的な悪役だけに、非常に立体栄えするものとなっている |
背中から伸びた4本のアームでスパイダーマンを苦しめたドクター・オクトパス。アームのポージングも、もちろん制作スタッフが監修済み。どの角度から見ても迫力満点 |
巨大アームの制作風景を撮影した写真から。チューブ状の骨組みにリングが何枚も何枚も重ねられており、曲がり具合なども細かくチェックされている |
実験に巻き込まれて誕生したサンドマンは、体を砂に変える凶悪犯。会場ではなんと『3』のクライマックスシーンのコンセプトアートまで展示。サンドマンとの対決の行方は? |
全フロアのなかでもとくに暗い照明となっているブラック・スパイダーマンとヴェノムのフロア。どちらも『3』の目玉だけに、ネタバレを避けたい人は公開後に行くべきか? |