【レポート】

情報と共にWebサイトは成長する- jcp.org大幅リニューアルへ

    杉山貴章  [2007/03/30]

    Java Community Process(JCP)の公式Webサイトであるjcp.orgが、3月半ばよりリニューアルされている。JCPではJava関連技術の標準仕様の策定を行っており、各仕様はJSRとしてWebサイト上に公開されている。リニューアルは増え続けるそれらの情報へのアクセスを容易にし、より多くの人がプロセスに関与できるようにという目的で行われた。

    まず第一にサイトの外観が大幅に変更された。あくまで筆者の個人的な主観ではあるが、表示するべき情報が整理され、シンプルで見やすくなった印象を受ける。各JSRのページではSummaryとProposalが分離されたほか、UpdateやExpert Group(EC)の情報ページも用意されるようだ(ただし本稿執筆時点ではまだ公開されていない)。また、各JSRに関して議論するための個別のフォーラムも新設されている。

    JSRの一覧も、これまでテクノロジ別、ステージ別、EC別での表示は用意されていたが、今回新たにプラットフォーム別(EE/SE/ME)の一覧が追加された。ただし、特定のプラットフォームに限定されない仕様はこの一覧には含まれていない。

    そして今回のリニューアルで一番の目玉と言えるのが「My JCP」というパーソナライズドページの開設だ。My JCPのアカウントを取得してログインすると、「My JSRs」や「My Discussions」のページにアクセスできるようになる。My JSRsは残念ながらまだ開設されていないが、ここでは自分がリードになっているJSR、委員になっているJSR、そして注目しているJSRのリストを表示できるようになるらしい。さらに各ページが更新された場合にそれが一目でわかるようなアイコンが付けられるとのことだ。My Discussionでは各JSRのものも含むフォーラムの一覧が表示される。右上に表示されている「Control Panel」のリンクから表示などに関する設定を変更することもできるようになっている。

    その他、JCPメンバーになるための手続きが簡略化されている点も見逃せない。これまでは定型の用紙に手書きで必要な情報を記入して送らなければならなかった。新システムではライセンス条項へのサインのみが必要となり、それ以外の情報はオンラインで登録することができるようになった。

    トップページに書かれているようにjcp.orgは現時点ではまだリニューアルの真っ最中であり、未公開のページがあったり、システムの不具合なども見受けられる。これまであった日本語のページも一部で見られなくなっている。しかし現状を見るだけでも、今回のリニューアルによってjcp.orgの使い勝手が飛躍的に向上しそうだと期待できる。本稼働が待ち遠しい限りだ。

    図1 新サイトのトップページ

    図2 旧サイトのトップページ

    図3 各JSRページ – ‘Update‘などのタブが気になる

    図4 プラットフォーム別のJSRリストが用意された

    図5 フォーラムのトップページ – まだテスト段階のようだ

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