【レビュー】

キヤノン「IXY DIGITAL 10」実写インプレッション

1 デザイン至上主義

    加藤真貴子  [2007/03/23]

    キヤノンのデジタルコンパクトカメラ「IXY DIGITAL 10」(以下、IXY 10)が発売された。初代IXYを髣髴とさせるフルフラットボディのシンプルなデザインが特徴だ。MYCOMジャーナルの「価格情報」での平均価格は35,583円(3月15日現在)となっている。このIXY 10をレポートしよう。

    IXY 10。フルフラットボディのシンプルなデザイン

    IXYシリーズはフルフラットの薄型ボディ。このシンプルなデザインが特徴だ。カメラらしい金属的なステンレスボディはとても質感がよい。ボタンにも凹凸が少なく、数も限定され、真四角なフラットボディの邪魔をしていない。私の個人的な好みで言えば、IXY 10は今春発売されたモデルの中でもっともカッコイイと思う。

    IXY 10が発表された直後から「欲しい」と衝動買い指数が急上昇。デザインに一目惚れしてしまった。機能を見てみると、これといって特出したものがあるわけではない。手ブレ補正もIYXシリーズの上位機種には付いているが、IXY 10には付いていない。光学ズームも3倍と標準的。機能が充実しているに越したことは無いが、今や薄型コンパクトカメラは携帯電話と同じくらい日常の必需品になりつつある。いつも持ち歩くものなら、見た目で選ぶのもありではないだろうか?

    IXY 10に触ってみると、フルフラットボディにこだわって作られたのがよくわかる。同時に発売された「IXY DIGITAL 90」には使いやすいと定評のあるタッチホイールがついているが、IXY 10には採用されていない。モードダイヤルなども付おらず、いたってシンプルなボタン配置だ。しかしこのボタンの少ないシンプルなデザインがかっこいい。よく使う機能はイージーダイレクトボタンに割り当てることもできるので、自分流にカスタマイズすればいい。操作性もシンプルにまとめられているのでわかりやい。無駄な機能がないので、機械の操作が苦手な人にオススメなカメラだと思う。当初「フルフラットボディは持ちにくいかな?」と思ったが、薄型なので思った以上に不安定な感じはしない。余計な突起物がないので、ポケットから取り出すときもスムーズだ。

    IXY 10の上面。電源スイッチとシャッターボタン、ズームレバーのみのシンプルな配置

    (1)ファインダー窓 (2)イージーダイレクトボタン (3)モードスイッチ (4)ISO感度/ジャンプ/↑ボタン (5)ストロボ/→ボタン (6)ファンクション/セットボタン (7)メニューボタン (8)連写/セルフタイマー/1画像消去/↓ボタン (9)ディスプレイボタン (10)マクロ/遠景/←ボタン

    IXY 10の左側面。こちら側には何もない。四角さが際だつ

    IXY 10の右側面。中央はストラップ取り付け部。上部にはAV端子とUSB端子が収まる

    IXY 10の底面。バッテリーカバーや三脚穴はプラスチック製。できればステンレスにこだわってほしかった

    バッテリーとSDスロット。大容量のSDHCにも対応している

    ファンクションボタンを押すとL字形に撮影の設定モードが表示される

    サムネイル表示。9枚ずつ切り替えることが可能

    撮影情報画面。ヒストグラムまで含め、細かく表示される

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