【レポート】
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阿部剛士氏 |
インテルは19日、プレス向けに同社の「デジタル・エンタープライズ」に関する情報のアップデートを行った。デジタル・エンタープライズとは、インテルが取り組むフォーカスエリアの1つで、主として企業をターゲットとした各種コンピューティングへの取り組みを指す。
まず登壇した同社のマーケティング本部 本部長の阿部剛士氏は、「2007年の目玉は新しい(45nm)製造プロセス」だとした。インテルでは、プロセスの変更とアーキテクチャの刷新を交互に行う「Ticktack Approach」を採っており、2006年のCore 2マイクロアーキテクチャの投入に続いて、2007年後半には45nmプロセスでの量産が開始されるという。
次世代Core2プロセッサファミリとなる「Penrynプロセッサ」(開発コード名)は、すでに45nmプロセスによる動作サンプルが完成しているという。このプロセス技術のもう1つのトピックは、High-K(高誘電率)ゲート絶縁膜と金属ゲートを採用したことだという。阿部氏によればこれは、「インテルがMOSテクノロジを使い始めてから40年目にして、はじめて使用する素材」だという。65nmプロセスから45nmプロセスに変更することで、トランジスタの実装密度が2倍になり、トランジスタのスイッチング速度が20%向上すると同時にスイッチング時の電力が30%削減できるという。
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次世代Core2プロセッサファミリ「Penrynプロセッサ」:ちなみにPenryn(ペンリン)は、イングランド南西部のコーンウォール州にある街の名前 |
High-K(高誘電率)ゲート絶縁膜と金属ゲートを採用したトランジスタと通常のトランジスタの比較 |
また、阿部氏は将来の「テラスケール・コンピューティング」のために試作された80コアのタイル型デザインのプロセッサに関しても言及し、1億トランジスタで動作周波数は3.16GHz、消費電力は約62Wで、コア当たりの消費電力は単純計算で1W以下、といった現時点でのスペックを紹介した。また、このプロセッサはラボでは5.7GHz程度のクロックで動作した実績があるといい、その際の性能は1.8TFLOPS以上に達したという。コアのアーキテクチャは現在のIAとは異なり、ソフトウェアの互換性などを持たない純粋な研究試作段階のものだが、ラボでの研究は5~10年後の商用製品化を目指して行われているそうで、将来はIAコアを採用したタイル型プロセッサの開発も想定されているという。
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