【レポート】

CeBIT 2007 - 究極の静音PCパーツかも、逆位相の波で騒音を減らすドッキングステーション

    笠原光  [2007/03/20]

    CeBIT 2007にて、もしかすると究極の静音PCパーツかもしれない製品が展示されていた。イスラエルのノイズリダクション専門メーカー、Silentiumが出展していたもの。ドッキングステーション形状の大型製品で、PC本体をそのまま乗せて利用する。逆位相の波を動的に生成し、排気にともなうPCノイズを相殺する機能を持つという。

    これがそのドッキングステーション。一見してこれがなんなのかさっぱりわからない

    PC本体を搭載するとこんな感じ。もしかするとかっこいいような

    ミソとなるのはPC本体の後方にあたる、電源の排気部分にかぶさる位置に設置された「ひみつのユニット」(担当者)だ。ひみつと言いつつ、中身を分解したりして詳細に説明してくれたのだが、まずユニットに取り付けられた集音マイクで排気ノイズを拾い、内蔵する専用のシステムボードにてデータを処理、そこで逆位相の波を動的に生成、ユニット内側のスピーカーから発振し、ノイズリダクションするというものらしい。

    これのユニットがミソ。集音マイクで音を拾って…

    こいつでリアルタイムに逆位相の波を生成する

    ユニットはドッキングステーションの後方に配置される

    実際の効果のほどだが、ブース内にはちょっとした防音室が設置してあり、その中で実機を使ったデモンストレーションを見せてもらうことができた。ノイズリダクションの対象はIntel純正ケースにXeonをデュアル構成で搭載した爆音ワークステーション。今回、確かにドッキングステーションの威力で騒音が削減される様子が確認できた。同社では10dB(A)ほど騒音をカットできると紹介している。

    動画
    実際に騒音が低減される様子を撮影した音声付き動画 (WMV形式 8秒 601KB)

    大掛かりな製品なので、当然気になるのは価格だが、400ドルくらいからと意外に現実的なお値段。しかし日本では手に入らないだろう……と思っていたら、担当者によれば日本へも何度か営業に出向いているとのこと。最近では東京の某有名電気メーカーへも売り込みに行っていると話していたので、もしかしたら国内でお目にかかれる日がくるのかもしれない。

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