【レポート】

バリスタ日本一は初の女性 - 爽やかスマイルと冷静さを武器に世界へ!

1 世界を目指し、日本全国からバリスタが集合

    土方幸子  [2007/03/16]

    日本スペシャルティコーヒー協会と日本バリスタ協会が主催する「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ2007・エスプレッソ部門」が13日、東京・有明のビッグサイトにて開催された。

    日本では近年、「スターバックス コーヒー」を始めとするシアトル系カフェの人気に比例するかのように、バリスタという職業の人気が高まっている。バリスタとは、もともとイタリア語でバーテンダーやバールの経営者を意味する単語。ここ最近では「エスプレッソを抽出する人」としての意味合いが強くなってきているが、単にエスプレッソを淹れるだけではなく、お客へのホスピタリティにも配慮が行き届いてこそ一流のバリスタとされている。

    同大会はそんなバリスタの技術を競うイベントで、今夏に開催される世界大会の選考会も兼ねる。日本で開催される初めての世界大会ということもあり注目度はこれまで以上。多くの観客が集まった。

    会場は東京・有明の「東京ビッグサイト」。関係者以外に一般の観客も

    司会は日本人バリスタの第一人者とも言われる横山千尋さん。2002年、2004年のジャパン バリスタ チャンピオンシップで優勝している

    同大会への参加選手は、日本全国135人が出場した予選大会を勝ち抜いた8人のバリスタたち。選手は一人ずつエスプレッソ、カプチーノ(エスプレッソとスチーミングした牛乳を合わせるドリンク)、シグネチャービバレッジ(エスプレッソを使用した自由テーマのドリンク)を作る。制限時間は15分。完成した作品を判定する審査員は4人いるため、3種類×4人分、つまり12品を15分という短い時間内に製作する必要がある。選手はクオリティの高い作品作りを心がけながら、時間との戦いも強いられる。時間超過は減点対象となるため、刻一刻と終了時間が迫る中、極度の緊張感からか額に汗を浮かべながら競技に取り組む選手もいた。

    温めたミルクをカップに注ぎ、カプチーノを作る宮前みゆきさん

    シグネチャービバレッジに取り掛かる竹元俊一さん。昨年の同大会優勝者

    しかし審査内容はテクニックや味だけではない。前述のように、バリスタには接客能力も必要とされることから、審査はプレゼンテーション方法にも及ぶ。

    バリスタの作業コーナーの向かいには、審査員4人がスタンバイするテーブルが設けられ、各選手は実際の接客のように審査員に対応する。簡単な自己紹介から始まり、バリスタという仕事にかける思いやこだわりなどをプレゼンしながら作業を行い、完成した作品を提供するというのが競技の流れとなっている。

    審査員用テーブルのセッティングもバリスタが担当。食器やクロスの持ち込みは自由となっており、各自のセンスがアピールできる

    作品は1種類ごとに提供。4人分を同時に出すのがルールとなっている

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